これは、ロシアの9K58スメルチ多連装ロケットをぱくった車両、よくここまで恥ずかしくもなくコピーできるな・・・自分なら赤面しそうな造りであるが、某国は何とも思っていない。12連装のロケットは、300㎜。飛距離は、最大150kだそうだ。03式自走ロケット砲と言う。

YJ-8は、輸出もされており「C-802」という輸出用の型式名もある。中東では、2015年10月アラブ首長国連合の快速輸送船HSV-2スウィフトが イエメン沖でフーシ派の放ったこのミサイル攻撃で 船が大破するという事件が起きている。たった1700トンクラスの双胴船を撃沈できなかったことが、某国内でも話題になっているが、実力や如何に・・・

07式35㎜自走高射機関砲、某国軍は、米軍や自衛隊は持っている装備を意識して 装備をほしがる傾向にあるが この車体は、自衛隊の87式を大いに意識して作られたような感じがする。35ミリ砲は、スイスのエリコン製のものを以前ライセンス生産していたので それを模倣して造ったものではないか。
 87式が15億円もしたため52両しか造られなかったように この車体も同じくらいの値段らしく コストパフォーマンスは決してよくない。対空砲の象徴としてマスコミ受けするが 数は多く作られないだろう。

さて 今回の目玉は???。ネットで見たが高速鉄道に乗ってわざわざ首都まで足を運ぶほど珍しい物は特にない。航空機は、J-10Aと武装ヘリWZ-10の2機、戦車は前回と変わらない99式であるが G型からA型(軽量タイプ)に変わっていたのと、装甲車両郡がすべてデジタル迷彩になっていることが今回の違いである。また 新型の装輪装甲車や対空戦闘車、S-300もどきの国産対空ミサイル類などが新たに並んでいたぐらいである。でも10年前の2007CMEXとの比較でレポートするには面白いと考え 足を運んだ次第であるが、実は以前と大きく変わっていたのは、こうした屋外の臨時展示物ではなく 常設展示される博物館の内部レイアウトと展示品であったのだ。すっかり 作り直され一流の内装デザインとピカピカに磨かれた航空機類は、一見の価値はあるかもしれない。1度で十分であるが、某国に行かれる機会があれば寄ってみる事をお勧めする。

さて ここまで書いて某国から写真を持って帰るのを忘れていた・・・・次回帰国時にUPいたします。それまで少々お待ちください・・・(2017/10/9 記)

年が明けて2018年1月、一時帰国しましたので 続きを書かせていただきます。
さて 今回の展示の主役は、どうも陸軍の装甲部隊とミサイルなどの装備のほうで 航空機は、オマケ程度に展示されていたが、10年前のような模型ではなく 一応過去飛行可能だった機体のようである。J-10Aをこんなまじかで見るのは初めてであるが、いままで実戦部隊を幾つか見てしまったので何の感激もない。国籍マークしか書かれていないので なおさらつまらんのである。
 

2017 China Military Exhibition
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海上迷彩がどうしてこんなに派手なブルー系になるのか良く解らないが、某国この手のブルー迷彩が大好きである。大変 綺麗に見えるが果たして迷彩効果のほどは・・・疑問なのだ。YJ-8 対艦ミサイルを3本のキャニスターに収めた地対艦ミサイルシステムと言えるもの。射程は、40~200km

2017年の8月1日は、人民解放軍創立90周年に当たるそうだ。そんなどうでもよい事には、まるで関心も無かったが、近平君が内モンゴルの大平原でまたまた閲兵式をやるというニュースと並行して 90周年に併せた軍事展覧会を首都で行っているとの報道を見たので 内モンゴルには行けないが首都は近いのでとりあえず行ってみる事に。

 10年前の書き出しと一緒にしてみたが、年月が経つのは、実に早い。あの軍事お宅だった総務部長も久々に会ったがすっかり爺くさい顔になっていた。と言う私もすっかり爺さんである訳だが、心だけは若いつもりなので 一応心ウキウキでお隣T市からワザワザ高速鉄道を使って 首都の軍事博物館まで出向いてみたのである。

 10年前は、入場料無料・パスポートチェックなし・・だった。今回は??。博物館前の行列で係員に聞いてみた。まずパスポート提示で外国人もOKらしい。これさえ確認できれば 費用の有無はどうでもよいのだが、今回も無料とのことで多くの人が並んでいる。前回と大違いは、身分確認と手荷物検査がやたらと厳しいところである。厚木基地の桜祭りよりはるかに厳しいし全身検査がある。飛行機に搭乗するのと同様の検査機が用意され 身体検査も念入りにするものだから 入場まで時間ばかりかかって大変である。でも 某国では地下鉄もその他公共施設でも大なり小なりやっていることであり 某国人もすっかり慣れっこになっているのだ。 

HQ-16A対空ミサイル、最大6連装まで増やせるが、展示は、4連装のお姿。ロシアのS-300とよく似ている車両である。ここまでくれば はっきり「マネでしょ」と言われても文句は言えまい。どっち道パクリなんですから このミサイル 電源やコネクターにナショナルのマークが入っており 日本の部品が使われていることが ネットでも話題となっていた。

この車両は、11式105㎜装輪装甲突撃車である。某国陸軍この手の装輪自走砲が、何種類もあって数も多いが、105㎜を採用したところは、米軍のストライカーMGSに刺激を受けていることは確かである。こちらのほうが自衛隊の16式機動戦闘車より早く開発されたが、相当なライバル意識を某国マスコミの放映番組を通じて感じるので かなり意識しているのは間違いない。

某国ご自慢の長射程の自走砲、10年前の此処にも展示されかぶっている唯一の大型装軌車両である。それまでソ連系の152㎜という規格から 西側の155㎜と言う規格になった車両である。

天津のヘリコプターショーでは、常連となっているので珍しさはないが 付けられているナンバーが興味深い。LH90003と言うのは、陸軍航空旅団ではなく ショーの為に仮につけたナンバーか、実験部隊。テスト部隊などで使われているものと推定される。LH

2017年内モンゴルの演習所で開催された閲兵式では、J-10Bが主力となっているので A型は、某国内では古いタイプとの認識があるが 実際の部隊配備では、B型は、まだ1個師団しか配備されていないはずで A型が数的にはJ-10の主力である。展示機は、エンジンはついているが、23ミリ連装砲など武装は外してあった。また 両翼のハードポイントには、パイロンもなくのっぺりである。

機首の機関砲は、当初23㎜と言われてきたが、実は、12.7㎜であった。エンジンの出力が弱いので 機首に重い武装を載せるのは難しかったようだ。試作機では、カナダ製のP&W(1679shp)であったが、輸出制限から量産機は、国産のWZ-9(1283shp)に変わったと言われている。

展示された99A式戦車、10年前に展示された99G型が54トンと重く 国内インフラで通過できない場所が多い為軽量化を進めたタイプである。所謂「9010工程」というプロジェクトで完成した車体。2009年以来某国で流行のデジタル迷彩を採用している。砲塔後面の弾薬庫が反応装甲で守られているので ごっつい感じである。ちなみにG型は、第二転輪から第五転輪の各間が微妙に広くなっていて 車体が少し長かった。

04式歩兵戦闘車で、水陸両用の機能を持つ 某国陸軍自慢の車体、通常タイプは、30㎜機関砲装備であるが、展示車両は、100㎜低圧砲を装備している。路上では時速70kで走るそうだ。