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HC-5
輸送、補給、連絡、救難などあらゆる雑用までこなす艦隊支援飛行隊の内、太平洋方面でよく活躍しながら厚木基地周辺では余りお目に掛かることが無かったのがHC-5の機体であった。”RB”のレターに星のマークをちりばめたデザインはHH-46Sを使用しグリーンに塗装されていた時代は、星が黄色で書かれていたので、とても目立つ存在だったし、撮れれば非常にラッキーな存在であった。この部隊は1984年の創立以来グアム島のアガナ海軍基地をベースにしており、約80名の士官と400名の兵員で構成される。時折 戦闘補給艦または強襲揚陸艦等に乗って日本にも飛来するので来た時は是非ゲットしてもらいたい。
2004年グアム島のアンダーセン空軍基地OHに参加したHC-5のHH-60、5つの星は尾部ローター付近にかかれ 健在である。アガナ海軍基地をベースとしているはずであるが、アガナ海軍基地では彼らの存在を確認できなかった。
Wings
弾薬補給艦USNSキラウエア(AE-26)から 厚木に飛来したHC-5のCH-46D(151911)”RB-01”。HC-5は、USNSマントフフッド、キラウエアなど航空機用弾薬の補給艦からの機材の搬送や物資の輸送、連絡などの役割を演じ 機体には所属する艦名が、後輪のバルジに書き込まれていた。この機体は、前部ローターの下に何やら建国記念マークのようなものが書いてあるが、詳細は不明。
1998年横須賀に寄航したLHA-3強襲揚陸艦ベローウッド(USS BELLEAU WOOD)の艦上で撮影したHC-5のHH-46D”RB-14”この時は運良く2機も艦上に駐機していた。艦名が後部エンジンカバーに斜めに書き込んでいるのも 珍しく感じた。この部隊は艦派遣部隊ごとに分遣隊を編成し、この時はDet-6となっていたはずである。
LHA-3ベローウッドに載っていたもう一機のHH-46D”RB-14”胴体の脇につけているふくらみは、何だろう?この部隊 消火作業も任務に加えたため450ガロンの外部バケットを装着するとあるが、それがこれかもしれない。
2003年12月にHH-46からMH-60Sに換装を終えたHC-5は、既に14機のMH-60Sを所有している筈である。その内 Det,6は、東アジアに前方展開しているUSS ESSEXに派遣されていると思われる。ここの機体は”Det,3”となっており、アガナ(NAS AGANA)常駐の機体かもしれない。彼らは救難・捜索・補給などを主な任務とし艦隊の支援を行う。