HS-2
HOME

1952年3月にて創設しているアメリカ海軍で最も古い対潜ヘリコプター飛行隊の一つである。西海岸の対潜ヘリ部隊としては一番古いらしい。1957年にHSS-1シーバットを受領後、USSフィリピンシーに載って訓練を始めたそうで、その時点での部隊は、HSS-1が17機、要員300余人と言う規模であった。1960年に自動操縦装置を備え、夜間飛行でも能力を発揮できるHSS-1Nの運用を始め、1962年に最新のHSS-2シーキングに更新している。HSS-2は、1962年9月にSH-3Aに名前を変えているが、この部隊のSH-3Aは、夜間飛行中に給油のできるタイプを運用した最初の飛行隊だったそうである。1990年にSH-60F/Hに移行、戦闘救助任務を完全に組み込んだ最初の現役HS部隊となっている。現在はHSC-12と名前を変え、SH-60Sに更新してCVW-5に属し、日本の厚木基地を本拠地にしている。

↑ 創設以来、対潜ヘリ部隊の先端を走ってきた栄誉ある部隊のインシグニアである。

HS-2は、アメリカの様々な映画に登場しているそうで、トップガン/ファイナルカウントダウン/赤い10月を追え、それにバドワイザーのCMにも起用されたそうだ。また元乗員の記録によれば、1982年にロシアのタイフーン級潜水艦を発見して、最初に追跡した対潜ヘリ隊でもあったそうで、その後、他の対潜部隊に対し、タイフーン級の追跡の様子などを伝授することが多かった有る。

1997年空母コンステレーションの艦上にて撮影したHS-2のクルーとSH-60F。この部隊はSH-3Hシーキングを運用していた時代から”NG”のテールレターを付けて、USSコンステレーションに載っていたので、この母艦と縁が長いのである。
2009年にHSC-12に改称してMH-60Sに機種交換している。