↑ 2024年7月某日 嘉手納基地に珍客が訪れた。空母ルーズベルトからHSC-8”エイトボーラ―”のMH-60Sである。2009年の時と同様 証拠写真程度のものしか残せなかったが、15年ぶりのご対面となった。前の週にも飛来しているらしく、沖縄周辺を航行中の同空母からの飛来らしい。テールレターは無いが、機番は、”613”と”614”で、胴体中央に部隊インシグニアがスプレー書きしてある。
(2007〜 )
1956年6月にカルフォルニア州NASリーム・フィールドで創設した部隊で、当初はHSS-1シーバットを使用していた。創設後 プリンストン、ホーネット、ベニントンなどの空母に配属され 対潜、救助、艦隊支援などの任務をこなした。この間 アポロ4号カプセル回収、ボプホープのベトナム慰問などの業務に携わったらしい。また、ベトナム戦では30回以上のコンバット・レスキューを実施、1968年に1度解散したが1969年新たな機体SH-3Dを8機受領して 再スタートをきっている。その後 USSタイコンデロガ、キティホークに配備された。下の写真は、USSキティホークに搭載されて横須賀に寄港した際の”エートボーラー”である。1985年にUSSコンステレーションに移り デザート・ストーム作戦参加時は、USSインデペンデンスに配備されていた。実に多くの空母に配備された部隊である・・HS-8は、この間に海軍での多くの優秀メダルを獲得しているが、特筆すべきは1992年には、最優秀ASW賞を獲得している事だろう。
1993年4月 SH-60F/Hの受領を行い 1999年にはヘルファイアーが運用できるHH-60Hに更新した。
2009年3月9日嘉手納上空、夕方5時を回っていた。天気は雨の降りそうなガスがかったそんな中、この機体は我々の前のパスして行って。嘉手納基地に 飛来したHSC-8所属のMH-60S、左側の扉にエイトボーラーのインシグニアが入っている。尾翼には”NG"のレター 確かに空母ジョン・ステニスからの飛来であった。