HSL-33
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私が写真を始める前は、アメリカ海軍には対戦空母なる艦種が有り、S2F-1 トラッカー等が搭載されて艦隊の周辺を警戒したり船団護衛を行っていた。この固定翼機が持っていた対戦作戦能力は、機材が大型でしかも複雑でもあり一朝一夕にヘリコプターへの搭載が難しかった。小型のフリゲートにも搭載が可能なH-2型ヘリに小型化された対戦機材が搭載されて後は、ヘリ搭載駆逐艦が主流になり、大型空母搭載のS-3以外すっかり対戦固定翼機を駆逐してしまった。海上自衛隊の場合HSS-2なんて大型のヘリを運用したため、ヘリ搭載護衛艦は皆3000トン以上のクラスになったが、アメリカ海軍はSH-2シースプライトと言う小型ヘリを多用した。撮影の為、厚木基地のお墓通いをした私は、此処で良く撮れたこのシースプライトが大好きであったのだ。一時はファントムがT/Gしていても エンドに行かずお墓でSH-2のフライトの方を選択していた位である。当時、厚木で比較的に撮れたのが、TF/TH/TGのレターをつけたシースプライトであったが、艦名とソノブイ投射部のパネルに書かれたパーソナルマーキンクをコレクションとして楽しんだ。
Wings
SH-2F ”TF-12" Bu.No.15132
SH-2F ”TF-19" Bu.No.151900

(1988)

(1988)

(1988)

私にとって記念すべき厚木で初めて撮ったSH-2F、TF-20(Bu.No.159015)である。USS COOK搭載の機体で1976年の建国200年記念 所謂バイセンティニアルマーキングである。マーキングと言うよりシールを貼ったものであるが、その横には、これまたペイントしたと言うより紙を張ったような”アート”があった。”The LAST Great ACT・・・”なんて自画自賛のフレーズを入れている。 
SH-2F ”TF-20" Bu.No.159023
SH-2F ”TF-17" Bu.No.160164
こいつを撮る為にずいぶん南へ北へ厚木周辺を歩いた。やっと物にしたが、ご覧の通り夕日を浴びて黄色く染まったシースプライトになってしまった。USS LOVKWOOD搭載のHSL-33所属SH-2F TF-17(Bu.No.150164)。右手の写真は何もなくつまらないが、機体の左手が艦名と”アート”が面白い!!
日章旗みたいなこのマークは拡大して撮りたかった。