第10大隊
台湾の空軍は、おそらく世界で一番長くC-119Gパケットを使用した組織である。第2次世界大戦後余剰となった米軍のC-46を大量に受け取った台湾は、1945年に「空運大隊」を設立、麾下に101/102/103/104の4つの中隊を置き 後に編成された第20大隊と共に台湾における空輸業務を一手に担う事になる。

 4個中隊のうち104中隊については、C-47を受領した後に要人輸送を受け持つ「専機隊」として独立し 台北の松山基地に移動した。1969年からC-119G型輸送機を受領し換装した。

1980年代になるとさすがに老朽化が顕著になり 1984年 2つあった大隊のうち第20大隊を解散させて 大隊1個とするが 第20大隊傘下の第2中隊を 残った第10大隊が一時傘下に置いた。 この頃 並行して機種更新が進められ 第101中隊がC-130Hを受領して独立部隊となったので 第10大隊は、 第2/102/103の3個中隊の編成となったのである。。後にC-119Gの減耗が激しくなり 102中隊が機体を手放し103中隊に移管。台湾の空輸部隊は、C-130Hの101中隊とC-119Gの103中隊の実質2スコードロンとなった。その後 第2中隊が解散 最後までC-119を使用し続けた103中隊も1997年を最後にC-119Gに別れを送った。

 30年近く台湾で活躍したC-119Gの退役式が 1997年12月19日空軍総司令を迎えて 屏東で執り行われた。この時 展示された6機のC-119Gは、今まで所属していた6つの中隊徽を機種につけ その歴史を再現している。。私は、何を差し置いても このセレモニーには、参加したかったが残念ながら仕事の都合上行くことが適わなかった。このセレモニーの様子は、台湾の友人が写真を送ってくれたので 是非それをご覧いただきたい。
C-119G(3120)
10AW 2Sq ....1991
C-119G(3215)
10AW ? Sq ....1983
C-119G(3213)
10AW 102Sq ....1983
C-119G(3213)
10AW 102Sq ....1983
C-119G(3147)
10AW 103Sq ....1983
C-119G(3214)
10AW 101Sq ....1982
C-119G(3191)
10AW 103Sq ....1982
2
第10大隊徽
第101中隊徽
第102中隊徽
第103中隊徽
10th AIR GROUP
C-119G引退セレモニー
1997年の引退セレモニーで 現役当時のマーキングを再現したC-119Gの各機。各中隊のスコードロンカラーが、プロペラ軸と機首からコックピットまでのラインに再現され 中隊のマークも入った。3160号機は、エンジンを始動し この後フライトを行い、C-119Gの引退に花を添えた。私は、残念ながらこのセレモニーには参加できなかったが 台湾の友人が参加して 貴重な記録を残してくれている。以下の写真は、すべて台湾の友人からのものである。 感謝老朋友 !!
HOME
The Period of C-119G before 1997
C-119G(3191) 10AW 103Sq ....1983
C-119G (3214) 10AW 101Sq ....1983
C-119G (3159) 10AW 102Sq ....1982
C-119G(3198) 10AW 103Sq ....1982
C-119G(3191) 10AW 103Sq ....1983
C-119G(3215) 10AW ? Sq ....1983
C-119G(3214) 10AW 101Sq ....1983
C-119G(3147) 10AW 103Sq ....1982
C-119G(3159) 10AW 102Sq ....1982
C-119G(3213) 10AW 102Sq ....1983
C-119G (3152) 10AW 102Sq ....1990
C-119G (3186) 51-8004 10AW 102Sq ....1992
この飛行機 生産機数は何と1100機を超えている、冷戦時代とはいえ次々に新型機が生まれた時代で 生産1000機は、やはり使いやすい名機だったのであろう。私は、1982〜1983の間にC-119Gを撮影したが 1990年代に台湾に航空機の撮影に赴いた際も まだ現役で飛んでいる機体があり 航空祭などにも展示されたりして 目を楽しませてくれた。その様子を少し紹介しよう。
下写真は、ネガカラーで撮影して ネガがファイルのどこにあるかが判ら無くなり ずっとアルバム内で寝ていた写真であるが シリアルを一つでも多くとのマニア諸氏からの要望もあり UPすることとした。
C-119G (3139) 53-8132  10AW 101Sq ....1983
C-119G (3208) 51-8048  10AW 101Sq ....1983
C-119G (3212) 51-8031  10AW 101Sq ....1983
1994年花蓮基地公開時に エプロンに駐機していた2機のC-119Gは、愉快なアヒルマークの103SQである。
C-119G (3195) 51-7981  10AW 103Sq ....1994
C-119G (3120) 51-8060  10AW 103Sq ....1994
コックピット周りも 拡大してみると外板に相当の痛みと劣化が生じており すでに限界に近いほど使い込まれている。
C-119G (3152) 51-8136  10AW 103Sq ....1996
C-119G (3184)   10AW 103Sq ....199?
C-119G (3160) 51-7985  10AW 103Sq ....1997
C-119G (3158) 51-7971  10AW 101Sq ....1997
C-119G (3144)  10AW 102Sq ....1997
テクニカルPANで撮影したC-119なのだが 撮影場所の記録が無い…