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第35中隊
第35中隊は、ご存じのとおり元U-2を運用していた由緒ある飛行隊である。U-2の運用が無くなり ほとんど部隊としては紙の存在になっていたが 自国で開発したAT-3練習機を攻撃機としても使おうとの事から この部隊が復活した。F-104が老朽化し F-5が主力となっていた1980年代後半から 実戦機の不足を補うために無理やり造ったような飛行隊に思えるが 大陸中共の圧力が増す中 使えるものは何でも使うという考えである。
 AT-3の名前の通り 練習機と攻撃機を共用できる機体として設計はされていたものの 単座のAT-3Aがうまくいかなかった為 練習型のAT-3に武装を持たせ C.C.Kの第427聯隊の傘下に第35作戦中隊を創った。
飛行訓練を終えて新竹空軍基地に4機のオーバーヘッドアプローチを行う第35作戦中隊のAT-3.
翼の下に2枚のエアブレーキが有り 開いているのがはっきりわかる。白いポッドは、用途が不明であるが ジャミング用と地元航空ファンは、言っていた。どうもAN/ALE-41チャフディスペンサーらしいが めったに付けない、私もこの時が最初で最後であった。(77-6057)、1993年10月。
訓練でもっともよく使われたのが ロケット弾を収納できる訓練用ポッド、米空軍のSUU-21/Aに酷似(同型?)のもの。燃料タンク2本は、標準であるが 迷彩となっておらず ジュラルミン肌。(77-6051)
空対空ミサイル、サイドワインダー用のパイロンを付けたAT-3、実際に付けるとサイドワインダーがやたらと大きく見えるので この機体がいかに小型か判る。機首には”自強”と黒文字で書き込んである。(77-6052)
この機体は、AT-3の初期生産のもので 機体ナンバーが若い、また唯一”AT.30805”とステンシル文字で2行で書かれてあった。(73-8005)
空対空ミサイルのパイロン以外 タンクもディスペンサーも付けていないクリーンな機体は、まさに練習機である。77-6048は、塗装が真新しくきれいだった。
1989年9月9日 35中隊は、AT-3の配備を終え CCKから新竹基地に移動 499聯隊の傘下に入って 新竹を拠点とした。
新竹基地上空 低空でのフライ・パスを行う2機のAT-3、77-6049、76-6035. 第35作戦中隊は、主に夜間攻撃を主体として行う部隊で 2機ないし3機で 1機が照明弾を落とし 他の機体が攻撃をするという訓練を繰り返し行った。これは、攻撃機として昼間の攻撃が可能なほど優れた機体でなかった事にも関連する。
ちょっと曇り空の中で暗い写真であるが AT-3が空対空サイドワインダーを付けた場合 どんな感じかが分かる写真を1枚・・・この日は、1日中粘って 撮れたのはこの1機だけであったが ミサイル付きと言うことで満足して帰宅した。それにしても 小型のサイドワインダーミサイル”AIM-9P”が大きく見えるから 機体の小型なことがご理解いただけると思う。
武装関連装備を全く付けないクリーンな状態のAT-3、76-6046 この機体と73-8005など数機が 他の機体と違う配色のインシグニアを付けていた。
どういうわけか 機体の各所の塗装がやたらと剥げていたAT-3(78-6063)
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