第1大隊
Wings
空軍第443戦術戦闘機聯隊本部
443TFW
台湾南部 台南空軍基地に第443戦術戦闘機聯隊は、本拠地を構えている。ここには F-5戦闘機の配備された3つの戦術戦闘機中隊(TFS)とA-CH-1攻撃機を持つ2個中隊があった。この中でF-5E/F戦闘機3個中隊を管轄するのが、第1大隊である。第1大隊は、1936年に爆撃機部隊として設立し 1937年の日中戦争時はソ連製のSB-2で日本軍の台北の航空基地を爆撃するなど活動し 揚子江沿岸の防御戦などにもあたったらしい。その後はSB-Vに機種交換し 1943頃から米軍からの供与でB-25を受領、米軍との共同作戦などを展開した。
 戦闘機部隊に転換したのは、内戦終了後に蒋介石政権が台湾に移動後である。1953年に 新たに整備された現在の台南基地でF-84Gを受領し 1955年には大隊でF-84G75機の勢力となっていた。台湾海峡防空戦でも 若干の戦果をあげている。1958年にF-86Fに 1965年からF-5A/Bに全面換装し この時期には他の部隊のF-5への転換訓練も受け持っていた。1976年には、F-5E/Fを受領しているが この時期台南のF-5の多くがベトナム迷彩を施しており私が台南に仕事で赴いたとき見かけたF-5も殆ど迷彩色だったと記憶している。米空軍を模範に1980年中期からグレー迷彩に変更している。  
第1大隊徽
( 1st AG )
第3戦術戦闘機中隊 (3TFS)
第1戦術戦闘機中隊 (1TFS)
第9戦術戦闘機中隊 (9TFS)
第1中隊は、F-86時代よりUNITカラーに 赤を用いF-5A使用時は、機種と尾翼を赤いシェブロンで飾っていた。F-5E/Fを受領した最初の中隊でもある。F-84装備の時期は尾翼にデンマーク国旗のような鉄十字を描いており現在の中隊徽は、1980年以降に制定されたものと推測する。現在の
第1中隊徽
  (1TFS)
第3中隊徽
  (3TFS)
第9中隊徽
  (9TFS)
UNITカラーは、黄で現在の中隊徽にも反映されている。よくご覧いただくと”3”の文字の象形であることがわかる。爆撃第3中隊時代は、スカンクを部隊マークとしていた。F-84Gを受領後 現在の戦闘機部隊へ転換し F-5A/Bでは、他のF-5装備大隊へのパイロット転換訓練を受け持っていたようだ。
UNITカラーは、青で ロケット弾と爆弾を持って駆け抜ける兎を部隊マークとする。1968年にF-5A/Bに換装して1974年末にはF-5E/Fに換装しているのは、ベトナム戦争の影響で 当時の南べトナム空軍に急遽F-5A/Bを放出しなければならなかった為だ。1970年代にも一時米軍より短期間T-38Aをリースして搭乗員の訓練に使用していたことがある。
台南のF-5E/Fは、受領が早かったため 生産初期の機体が多く、レイド−ムも黒の初期型が目立った。後に若干の後期型シャーク・ノーズが配備されたが 数は少なかった。また 初期のシリアルナンバーは、ステンシル太文字で書かれており この文字態のものは、台南の第1大隊の機体だけに見られた特徴であった。下写真F-5E/5186とF-5F/5403がそれである。ちなみにF-5E/5186の翼端につけられているのは、燃タンを改良したスモークディスチャジャー。
Old Type Logo
New Type Logo
F-5E/5273
天空的戦士
Sky Warriors
台南の第1大隊は、1976年に他に先駆けてF-5E/Fを受領し F-5E/Fで統一された最初の大隊であった為 F-5の初期生産ロットの多くを受け取った。それ故 初期型のF-5E/Fが最後まで主流を占めていたが、第8大隊の創設時や第7大隊へのF-5E/Fの供出で 若干 新規生産ロットから最新型を受け取り配備することが出来た。左は共にシャーク・ノーズの新型である。IDF(経國)においては、この大隊、逆に第3大隊の配備後 2番手のIDF部隊となった為 IDFの最新NO、を揃える事となった。
The Period of F-5E/F - 2
HOME
1st AIR GROUP
F-5F/5407
F-5F/5355
F-5E/5273
F-5E/5149
F-5E/5184
1994年8月14日 私は、待望の台南基地訪問を果たした。とにかく狙いは、F-5E/Fだけである。その他は、あくまでおまけ位にしか考えなかったので 小雨の中 4機展示されたF-5に感激してシャッターを切った。夕方から雨が上がり 多少光もさしてきたが 第1大隊の徽章を付けたタイガーUは、思い入れのある機体である。
2機展示されたF-5Fは、前期型と後期型の2種である。5355号機は、通常の黒いノーズにグレーの濃淡迷彩、5407号機は、グレーの淡色でシャークノーズである。
F-5F/5403
5407号機と同じ後期型の5403号機は、濃いグレー色をオーバースプレーしているため 機首のレードームが白っぽく見えていたのである。
F-5E/5184
注意書きは、中文で書かれているが 一部では、軍事用語を用いているため 一般人には理解できない表現もあるようだ。レーダー波による影響を心配してでの注意書きが面白い。
click here
NEXT