2022年6月15日ハワイのヒッカム空軍基地から10機のF-22Aが岩国基地に飛来した。翌16日にも2機が飛来し、計12機のF-22Aが1か月の間岩国基地で訓練すると言う。訓練期間を事前に告知したのも珍しいが、地元への配慮から土日は訓練をしないと最初から宣言したのも異例であった。前の週の6月4日から、アラスカ州イールソンのF-35Aが18機飛来しており、海兵隊のF-35B 2飛行隊を合わせれば岩国基地はステルス戦闘機の一大拠点となっていた。いずれの部隊も初飛来ではなく、2度目の岩国入りであるが、7月7日には、米海兵隊と空軍機が合同でエレファントウォークを実施するなど、ロシアのウクライナ侵攻とそれに関連した中国の台湾への干渉などを牽制した動きと考えてもおかしくなかった。

私的にはF-22Aラプターの部隊でティンダルの訓練部隊を除いて唯一撮影できていなかったハワイANGのF-22Aが、2021年に続き2022年6月にも岩国を訪れた事はチャンスであった。2010年にF-15Aから機種転換して日本に近いにもかかわらず、なかなか訪日の無かった飛行隊で多くのマニアが飛来を望んでいたはずである。マニアの多くは、梅雨空の天気と7月第一週に来た台風の通過を見ながら 7月初旬に照準を合わせていたのではないだろうか。私は、最近始めた仕事の関係で休みが取りづらくなったが、7月10日日曜日に入って、6月11日12日の2日間で訓練風景を狙う事とした。11日降水確率30%、12日降水確率70%で天気予報は楽観視できなかったが、賭けてみる事にした。


 父と同郷である安倍元首相が7月8日奈良で凶弾に倒れ 祈りも空しく亡くなられた。そして10日は、参議院選挙であり早めの投票を済ませて出発した。せっかくの岩国基地探訪であったが、心は半分折れていた。しかし行くと決めた限り頑張って成果を出したいという気持ちもあり、複雑な心持ちで現地に向かったのであった。(2022/7 記)

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↑ 最初に離陸した2機のF-22A HH-061とHH-047。丁度1時間のフライトを終えR/W02に戻ってきたが、ランウェイは、最近降り続く雨で太陽が出れば陽炎でもやもや状態である。
↑ 午前中離陸した6機のとりを取ったのがHH-105とHH-079、10:18分離陸、この2機も大きくバンクして背中がを見せた。
↑ 各機 ハイレートクライムで機首を上げながら右に旋回していく。その起動が鋭く実施されるため機体の背中がしっかりファインダーに収まってしまうほどである。こうした時は、単焦点レンズの500~600㎜で狙う方が正解である。ズームだとどうしても欲張ってしまうので、チャンスを逃しがちである。ちなみに私は軽装で遠征したのでズームで勝負した。
↑ 午前中離陸した最後の機体HH-079は、一番激しい機動を行った。この後すぐに鋭く右へバンクし背中を見せる。
↑ ところが、1機目からこのような低い離陸でランウェイエンドまで機体を維持してくれた。そしてこの直後ギャラリーの前でハイレートクライムを見せる!!。最初に離陸したHH-061がこうした動きをしたことから、後の機体も続き、堤防で撮影していたマニアから歓声が上がった。
↑ 風はR/W02、海兵隊のような離陸直後に大きく右にバンクしてお腹を見せての離陸だろうか・・・・離陸の良い写真は期待できなかった。
↑ 午前中に訓練した機体のテールナンバーは、離陸順にHH-061、HH-047、HH-049、154WG、HH-105,HH-079の6機。この部隊は、州空軍(ANG)の154th WG 199th FSと航空戦闘軍団(ACC)の19th FS (F-15C時代 エルメンドルフにいた部隊)のアソシエート部隊であるが、今回飛来した機体を見ると、エプロンには199FSと書かれた機体もあったので、あくまでANGが主体での訓練あったようである。
↑ 09:30頃からエンジンがかかり 09:50漸く第一陣が出てきた。テールの番号を見る限り、ラングレー空軍基地に初期の配備されたの第一戦闘航空団(1st FW)が使っていたお下がりのF-22Aがほとんどである。
↑ エプロンには11機のラプターが確認できたが、6月11日は、9時になってもエンジンをかけず、集まったギャラリー達も今日はダメかと落胆ムードも漂った。
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