18TFW
Wings

↑ 1984年9月三沢空軍基地で展示された44th TFSのF-15C。

The Peiod of F-15C/D Page-2
↑ このように2th, 67th, 44thの各飛行隊の尾翼を並べてみると、その配色が良くお分かりになると思う。44th TFSのスコードロンカラーは、ブルーであるがほとんど黒に近い濃紺で表現されていた。
国籍マークは、1982年以降徐々に黒い線で書かれたロービジタイプのものが主流になっていていた。78-0563は、F-15Dで複座型 後にオレゴン州空軍に配置換えになっている。
F-15C/Dが配備されてから18th TFWの戦力は、一時的にF-15C/D 3個飛行隊のみに数量的が減じている。F-4Dを配備していた25th TFSが 韓国の51TFWに移動,A-10Aに機種更新し,唯一の偵察飛行隊15TRSが、1989年に解散して嘉手納の空は、F-4時代に比べ一段と静かになってしまった。但し 当初18機編成だった各飛行隊は、24機のビックスコードロン化され,C型22機,D型が2〜3機の構成になっていたはずである。
 
 嘉手納のF-15は、ほぼ1978年度会計の機体で固まっており,下3桁が469〜572までのシリアル番号であったため,他の飛行隊との区別が付きやすかった。米空軍が沖縄にF-15の当時最新型を装備したのは、東アジア地域でこの足の長い戦闘機を運用するのに最も都合の良い場所が嘉手納だったからで、北朝鮮との紛争を予想した場合、51st FWの足の短いF-16、A-10が 韓国国内から敵を叩きに飛び立つのを嘉手納からのF-15が制空権の確保のため 朝鮮半島北部まで充分カバーできるのである。また 当時はあまり脅威になっていなかったが、台湾との緊張が想定される中国を牽制するにも丁度良い位置である。嘉手納は、逆に言えば中国 ロシア(当時ソ連)中国の何処からも 相当の距離があるため最前線基地という緊張感はなく 西ドイツに配備されたビットブルグのF-15航空団 第36戦術戦闘航空団(36th TFW)のように かまぼこ型のシェルター運用も当時行われておらず、韓国に分遣隊を出している機体だけが、現地でそのような運用を行っていた。(2006/9 記)
上の掲載写真との比較でもZZ-490、ZZ-563等が漏れているが、当然前後にも機体の交換などがある為に、これらのリスト、あくまで参考程度に見て頂きたい。
1982年頃 嘉手納の18th TFWに配備されていたF-15C/Dをシリアル毎に整理してみよう。(62機)

ZZ-469 (78-0469)            ZZ-500 (78-0500)            ZZ-530 (78-0530)
ZZ-470 (78-0470)            ZZ-501 (78-0501)            ZZ-531 (78-0531)
ZZ-472 (78-0472)            ZZ-502 (78-0502)            ZZ-532 (78-0532)
ZZ-473 (78-0473)            ZZ-503 (78-0503)            ZZ-536 (78-0536) 
ZZ-474 (78-0474)            ZZ-504 (78-0504)            ZZ-537 (78-0537)
ZZ-476 (78-0476)            ZZ-506 (78-0506)            ZZ-538 (78-0538)
ZZ-477 (78-0477)            ZZ-508 (78-0508)            ZZ-539 (78-0539)
ZZ-478 (78-0478)            ZZ-509 (78-0509)            ZZ-540 (78-0540)
ZZ-479 (78-0479)            ZZ-510 (78-0510)            ZZ-541 (78-0541)
ZZ-480 (78-0480)            ZZ-511 (78-0511)            ZZ-543 (78-0543)
ZZ-481 (78-0481)            ZZ-512 (78-5012)            ZZ-544 (78-0544)
ZZ-482 (78-0482)            ZZ-515 (78-0515)            ZZ-545 (78-0545)
ZZ-485 (78-0485)            ZZ-516 (78-0516)            ZZ-547 (78-0547)
ZZ-487 (78-0487)            ZZ-517 (78-0517)            ZZ-562 (78-0562)
ZZ-489 (78-0489)            ZZ-518 (78-0518)            ZZ-567 (78-0567)
ZZ-491 (78-0491)            ZZ-519 (78-0519)            ZZ-571 (78-0571)
ZZ-492 (78-0492)            ZZ-520 (78-0520)
ZZ-493 (78-0493)            ZZ-522 (78-0522)
ZZ-494 (78-0494)            ZZ-524 (78-0524)
ZZ-496 (78-0496)            ZZ-526 (78-0526)          
ZZ-497 (78-0497)            ZZ-527 (78-0527)          
ZZ-498 (78-0498)            ZZ-528 (78-0528)          
ZZ-499 (78-0499)            ZZ-529 (78-0529)

(1984)

(1984)

↑ 上写真のF-15C(78-0514)は、後にラングレーの1st FWに移動した。。
(78-0536)
(78-0491)
NEXT
click here
HOME
(78-0500)
(78-0520)
(78-0507)
各地の航空祭(OH)に参加したF-15Cは、その機動力を観客に見せ付けた。予備機も含め2〜3機で飛来することが多く 左写真も厚木のOHに飛来した時のものである。尾翼のシェブロンは 一番外側の色が 各飛行隊のスコードロンカラーとなっている。12th TFSは、イエローが飛行隊カラーであるから 中心から青、赤、黄の順に彩りされ 黄が一番面積があるように出来ている。
上2枚の写真は、何れも18th TFWの司令官機のエンジンインテークであるが、撮影時期が違う。上は、インシグニアの内 44th TFSのものが剥れているが、未だ15th TRSが嘉手納にいた頃のもの。下は15th TRSが解散後のもので、18th TFWはF-15C/D 3個飛行隊だけに縮小された時期のもの。こうして見るとインテークだけでも 歴史の流れがわかるというもの、
Tailmarking of Commander's
Tailmarking of 12 TFS
Tailmarking of 44 TFS
Tailmarking of 67 TFS