517th AS
Wings
1940年11月に創設された空輸部隊で 第2次大戦の真っ只中であるから当時は陸軍航空輸送部隊のひとつとして生まれた飛行隊でC-47を使っていたのである。カルフォルニア州マクラーレン飛行場で部隊は活動を始めているが、対戦中は主にアルジェリアやチュニジアのケルアンをベースにアフリカ戦線 シチリア戦線と言う激戦地で空輸任務についていた。大戦後は、サウスカロナイナやテキサス州のダイエス空軍基地などに本拠地を変えて 1964年6月からずっとエルメンドルフ空軍基地をベースとしているので 飛行隊の歴史としてもアラスカが一番長く 半世紀近くになるわけである。使用してきた機体は、C-47 C-81 C-119で 1961年からC-130に更新し これまた半世紀近く使い続けてきた由緒ある輸送飛行隊。C-17への更新が進み C-130は、すでにこの部隊から姿を消しているだろうが 日本でもおなじみの部隊だったので ご紹介しよう。
小雨のエルメンドルフに降り立つC-130H、バックの山と針葉樹の森がアラスカらしい風景である。
横田基地には良く姿を見せた”AK”のC-130H、現在はC-17の尾翼にも書き込まれている”Fire Bird”インシグニアであるが、2006年の時点では 所属機の尾翼から一時的に消えていた。多分 C-17への更新を前に消されたものと思われる。
部隊のモットーは、MOTTO: VERSATILE, つまり”なんでも多彩のこなす”と言ったもので 輸送部隊に似つかわしいモットーである。この部隊1967〜1968年にはベトナム戦にも参加しており 当時のベトナム共和国(南ベトナム政府)から武勇十字賞を受領している飛行隊でもある。
湿気の多い天気での離陸では 写真のようにプロペラから螺旋状のベーパーが現れる。2007年の3月27日が 517th ASのC-130のラストフライトとされ すでに6機のC-17に更新されているので こうした姿は見ることはできない。ファイアーバードの部隊ニックネームの由来は、アラスカの雪中滑走路でロケット補助エンジンを付けて短距離離陸をしたことから始まったようだ。
エルメンドルフのOHでも こうしたパフォーマンスがあったのは少し驚いたが 上記写真のようにランウェイから進入したC-130Hの後方カーゴドアから 2台の装甲ハンビーが下ろされ 観客の手前まで来ると車上の兵士はランウェイ側に向けて機関銃(空砲)を発射 かなり長い時間撃ち続けて 陸上自衛隊の展示訓練のような演出を行った。イラク派遣を大きく意識した演出で 意外と観客受けしていた。
C-130であると せいぜい装甲ハンビー数台であるが 現在使用中のC-17では、 ストライカー8輪装甲車など 多種多様な装備を積めるようになり 517th ASの役割は、一層グローバル化している。
 兵士の迷彩服は砂漠仕様であったが ハンビーの方はオリジナルの米軍迷彩、ちょっとチグハグの感じ。。。
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下写真は、エプロンに展示されたC-130H(74-1682)、この機体は、H型の初期ロットで配備当初は、ダイエスAFBの463rd TAWに所属していた。ここに配備されているC-130Hの多くが 1974年度予算で発注されたH型の初期ロットであった。ファイヤーバードと言う部隊名であるから スコードロンカラーは、赤が似合いそうだが ”白”を使っており尾翼のラインは、白線。