F-4 Page
正に私が写真撮影にのめり込んだ時代に 主役を張っていた偉大な戦闘機が”ファントム”であった。もちろんその当時航空自衛隊ではまだF-104の方が数的には多かったのだが、米海軍/海兵隊/空軍はどこを見回しても”ファントム・ファントム・ファントム”的環境だった。

制空戦闘機と言うより戦闘爆撃機として作られた機体だったので ベトナム戦でもその搭載量に物を言わして爆撃に使われる方が多かったのだ。まあ、簡単に表現すれば”爆撃も得意とする優秀な戦闘機”といったところか・・しかしマグダネル・ダグラス社は、デーモンにせよブードゥ−にせよオカルト的名前を付けるのが好きですな、最近の戦闘機はイーグル/ファルコン/ラプタ−だのそれらし過ぎて 面白みがない!・・と思いません?


 F-4については、見る角度によって 印象が大きく異なる機体形状をしていた。斜めから望遠で捉えると ずんぐりむっくりに見えたし 真横から見ればスマートに見える。しかしずっしりした印象の方が強く 航空自衛隊が導入開始した時も F-104と比較して「鉛筆からダンプカーに乗り換える」などと言われていた。ネリスのREDFLAGをテーマにしたアメリカ映画の中で REDFLAG部隊のBOSS役に「ファントムは、馬鹿デカイ.エンジンを付ければダンプカーでも空を飛ぶと言ういい事例だ」と言う台詞があり アメリカでも同じようなイメージを”ファントム”にもっていたのかと笑ってしまったことがある。でも 5000機以上も作られよく働いた戦闘機であった。


この戦闘機こそが、第2次大戦後のアメリカの全て戦闘機を代表するのに最もふさわしい飛行機と私は考えている。何処から見ても 正にアメリカが作ったと言う戦闘機である。世界中に未だに多くのファントムファンがおり 私もその一人である。
F-4C 163TFS
F-4C 122TFS
F-4C 58TTW
インディアナ州空軍のF-4C。1970年代ANGでレターを入れていた数少ないF-4飛行隊の一つであった。Fort Wayne飛行場をベースにしているが、アメリカに留学した友人からの写真では、フォート・ウェインは外からも充分撮影可能な基地のようだ。今は、F-16C/Dに更新している。部隊ニックネームも変わったようで 数年前撮影したF-16Cの尾翼には”Black Snakes”の文字と電光に巻きついた黒い蛇が書かれていた。
ルイジアナ州空軍のF-4C。NAS New Orleansをベースにしているとのことで、海軍基地の1区画を使用しているらしい。機体の殆どが元スペインのトレホン空軍基地にいた401TFWからのお下がりを受領していたようだ。この部隊は 本拠地付近にイーグルGという広大な空対空レンジを有していた為 ANGのF-4部隊としては唯一 制空戦闘を第一任務にしていた。今は、”JZ"のレターをつけたF-15A/Bを使っている。
TACでおそらく最後までF-4Cを使っていた飛行隊の1つであったと思う。Luke空軍基地でF-15A/Bに混ざりまだ毎日元気に飛んでいた。ここは、極めて撮影しやすい基地であったが、下上段左のランディング手前のF-4の写真は、50mmの標準レンズで撮ったものだ。低いとF-104も真横を標準レンズで撮影することも出来た。今はわからないが当時はそんな環境で 地元のマニアが撮影に来ていた珍しい基地だった。
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まだテールレターが白だった頃のLA602、渡辺 明さんが1975年に撮影したもの うむ・・・美しい・・・
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