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VA-52
(1950〜1995)
尾翼にナイトの兜をあしらったVA-52は、1950年7月に創設された部隊である。我々厚木のマニア諸氏の前に現れたのは1977年11月のキティ・ホーク入港の時だった。A-6攻撃機の尾翼を飾るマーキングとして実にシンプル且つユニークで、機体の背と燃料タンクに書き込まれたブルーの矛がとてもかっこいい!以前は所属下のA−6Aの尾翼の兜が、各機でそれぞれ違ったデザインだった時期もあり、マーキングに関しては興味が尽きない。NH-500は、兜のクレストがCAGの各部隊カラーで塗り分けされワンポイントながら絵になる機体だった。1995年にFA-18に改編する事も無く解散してしまったが、私にしては復活してもらいたい部隊の筆頭だ。兜の目の部分が尾翼のACL(衝突防止灯)となっており、厚木で夕方遅くエプロンに並ぶVA-52のA-6EがACLをつけるとナイトの目が光るようで興奮したものであった。(2006年6月 記)
Wings
VA-52の起源は、1950年の朝鮮戦争勃発当時に生まれた攻撃機飛行隊VF-884にある。当時F8F-1ベアキャットが配備されていたが、後にジェット化され1953年にF9F-4パンサーに更新している。1959年のAD-5スカイレーダー使用時代に現在の部隊ナンバーVA-52となっている。A-6を受領したのは1967年9月。
1972年ベトナム戦たけなわの頃、5月10日から開始されたベトナムでの一大作戦「ラインバッカー作戦」に参加。レーダーサイト攻撃、機雷敷設、空中給油、通常爆撃などあらゆる任務を熟したとされる。
1979年10月再び彼らを目にする機会が到来した。空母USSキティホークが横須賀に寄港、日曜日に一般公開が行われ甲板にはテールレターを”NH”から”NL”に変えたVA-52の面々が並んでいた。
1977年11月厚木で盛んに飛行訓練をするVA-52のA-6EとKA-6E。この時A-6E/2機、KA-6E/3機の飛来が確認された。