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VAQ-132

1996年大西洋に回されたUSSエンタープライズに載っていた頃の塗装で、おそらく最初のショーバードとなった機体。このサソリの尻尾だけを描くスタイルは、この後長く踏襲される。VAQ-132は、1990年から2008年に至る長きに渡りCVW-17(テールレター”AA”)の傘下にあったが、搭載された航空母艦は入れ替わりが激しかった。Bu.No.161884

1955年11月1日の創設された部隊であるから電子戦飛行隊としては、歴史が長い部隊の一つとだ。1971年1月15日にそれまで使っていたEKA-3BからEA-6Bプラウラーに機種転換し VAQ部隊では最初にプラウラーを配備した飛行隊として記録されている。ベトナム戦争に参加した数少ないプラウラー飛行隊で、トンキン湾で電子戦支援を行ってプラウラーとして最初の実戦経験をしたことでも有名。

 私が初めて撮影したVAQ飛行隊もこの部隊であったから 非常に思い入れがあるスコードロンなのだが、最近はほとんど縁がない。
 1990年の湾岸戦争時も紅海から電子戦支援を行い、連合軍のイラク攻撃に電子面でサポートしている。デザートシールド作戦、その後のデザート・ストーム作戦など対イラク作戦の多くに参加 実に実戦経験豊かな飛行隊なのである。

VAQ-132は、1971年EA-6B受領後USSアメリカに搭載され、1974年には、USSインディペンデンスにCVW-7の傘下で活動した。ベトナム戦の最終段階で作戦に出ているのもこの頃である。CVW-7の”AG”は、特殊なスタイルで面白い。Bu.No.158808 

2004年USSケネディー搭載時に施されたショーバード塗装で各所に赤色を使ったきわめて派手なものだった。この姿のまま2006年初頭から岩国に配備され 厚木にも飛来したので多くのマニアが歓喜で迎えた。インテークは白く塗られ 整流板まで赤い。Bu.No.161350

部隊マークは赤いサソリであるが、実はゆで上がった蟹のように赤いサソリは、自然界には存在しない。アフリカに生息するレッドクロウエンペラーが僅かに赤みを持っているが、大抵のサソリは、薄いクリーム色か黒っぽいのが多い。昔ファーブル昆虫記で読んだ記憶でサソリは、ムカデや毒クモとの戦いでは無敵だったと思うが、実は天敵も多く捕食される方が多いのである。ほとんどの種類が毒性も低く サソリの毒はそう恐れられていない。
 某国の夜市でも串焼きで売っているが、中国大陸の北部モンゴル平原やウィグル自治区ではよく見られ、良質のたんぱく質として焼いて食べられるようだ。

1991年のイラクのクウェート侵攻では、VAQ-132は、紅海にいたため 最初に湾岸戦争実戦参加したプラウラー飛行隊となった。(1991)

1977/10/16 USS Constellation

1980年から新鋭空母USSアイゼンハワーに搭載されるようになり VAQ-132のマーキングも変化が起きた。サソリ本来の色である黒いサソリになったが、ラダーが赤茶けたカラーをベースにしていた為非常にわかりにくいマークであった。機首に黒いラインが入り 特徴的なスタイル。Bu.No.158029

2008年のショーバードで、恐らくカラーマーキングの最後を飾った機体であるが、これも厚木に飛来している。キャノピーの上面が赤く色分けされており これまでに無いデザインであったが、インテークの炎といい派手すぎて軍用機らしからぬ印象になってしまった。Bu.No163404

2001年登場のショーバードで尻尾が赤黒2色で上下色分けされていた。このマーキングにクリスマスの記念ペイントを加えた写真が残っており その関係かもしれない。前年の2000年は、ガルフ航空のアラビア海での墜落事故でUSSワシントンは捜索活動をしており 2001年は同時多発テロの対応で飛行隊も忙しい時期であった。Bu.No.162934

1977年10月10日横須賀に寄港した空母USS コンステレーション、10月16日一般公開し、艦内とデッキ上で見ることができたEA-6B、ロービジ前の美しいマーキングである。初めて見るプラウラーに興奮の坩堝であった。

1977年横須賀にUSSコンステレーションが寄港した時、まさにこのマーキングで、1977年から1979年までの2年間がCVW-9の所属であった。 ”NG”のレターは電光になっている。ラダーのサソリのデザインはしばらく踏襲されるが、部隊創設以来”赤いサソリ”を使っていたのだ。Bu.No.159574

 (2017)

CVWに属さずCVWPとして度々三沢基地に展開するVAQ-132。2017年4月29日 厚木公開日にも彼らのブースがあった。パッチもいろいろなタイプがあり人だかりも絶えないでも。私は、まだ彼らスコーピオンズのEA-18Gにお目にかったことがなかった。

 (2017)
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