VAQ-136
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2007年の3月末、厚木基地の桜祭りに行ったが、私にとって基地の中に入るのは久々であった。しかし”Wing○○” と銘打って盛大に航空祭を行った過去の航空祭に比べると、チビヤン大会にちょっと毛の生えた程度の規模で、実におとなしい内容である。私の方はこういった形のお祭りでは、主にクルーに目を向けて撮影に没頭するので、それなりに楽しんで帰るが、そう言えばCVW-5のクルーを撮るのも久々なのである。日本にいれば必ず毎年行くのであるが、某国に駐在しているのではそうも行かない。それでも今回は例年以上にクルーがファインダーに収まってくれたので、VAQ-136の面々からUPして行こう。
 1968年の5月に初飛行したEA-6Bも、来年で満40歳を迎えることになる。イントルーダーファミリーの最後の生き残りであるが使いやすい機体なのだろう・・息の長い機種である。2008年からはEA-18Gに交代が始まるが、タンデムシートが故のこの卵のような機首は、忘れることのない印象をマニアに残すであろう。(2007/5/13)
この旭日旗のマーキングが最初に施されたのは、2006年4月。
2010
この旭日旗タイプのマーキングは意外と息長く使われた。上のNF-600は、2007年Bu,No,163524とは,機体が変わり 新たに塗装されたものであるが ほとんど前回のマーキングを踏襲しているため 一見で違いを見るけるのは難しい。”間違え探し”の世界に入って比べてみましょう。(2010/4/8)
(2010/4/8)
3年前とは、すっかり機体が入れ替わったVAQ-136。こちら NF-503,504は、2007年時代のマーキングとは一目で違いが判る。
Wings
上写真のVAQ-136のXO(飛行隊副長)のジャケットの胸を見てほしい。VAQ-140から順番に6枚ものパッチが重ね縫いしてあり、このXOの部隊配属履歴を物語っている。本人にパッチを指して「これは、あなたの歴史そのものですね」と声を掛けたところ 「そうさ、その通りだよ」と誇らしげな返事が返ってきた。
(XO 2007)
CO(2007)
上の4枚の写真は、いずれも2007年4月6日に撮影したものであるが 最上部のNF-500番のみKR-64を使用している。その他は使い始めて間もない一眼レフデジカメなのだ。KR-64は長年退色が無い、また自然の色合いが再現できる優秀なポジフィルムであるが、今年で国内での販売と現像サービスが中止される。しかしHPなどに写真をUPする際は、一度スキャナーでデジタルデータに変換し、多少の色修正を加えないと不自然な映像になる。それに比べデジカメの写真は、最初から”0101”のデジタルデータの為、ほとんど修正の必要も無く利用できる利点がある。Eos-kissなどと言うコンパクトカメラで撮影しても効果はそこそこで、KRポジフィルムを失った私はデジタルの世界に嫌が上にも入らざるを得ない。(2007/5/13)
久々にVAQ-136のEA-6Bの機首に復活した”○攻”マークである。元々は空母着艦などの際に、甲板の要員がA-6Eなどの同系機種との区別をつけるために書きいれられた識別マークで 部隊によって異なったが 日本の厚木をベースにするVAQ-136は、攻撃飛行隊を意味する”○攻”をかっこ良く書き込んだわけだ。ちなみに中国などでは軍事用語として攻撃機と言う単語を使わないので 日本語に因んでいる。これに 尾翼の旭日旗であるから 本来米軍機なのか日本軍機なのか分からないような 友好的?マーキングとなった。(2007/3)
(2010)
(2007)
(2007)
(2007)
CO(2010)
(2010)
(2010)
(2010)
(2010)
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