VAQ-141は、NASウィッドビーアイランドで1987年7月1日に創設された新しい電子戦飛行隊で、当時配備されたEA-6Bは、最新のICAP-U/ブロック86であった。当初は空母ルーズベルトに配備され、塗装はオールグレーで、尾翼のラダーに羽ばたく鷹がロービジで書かれと赤いライン4本が引かれた地味なマーキングでスタートしている。
2012年3月14日 NAF Atsugi
岩国配備に伴い日本で作ったVAQ-141のパイロットネームプレート、部隊名がカタカナになっている。
2007年岩国に配備されてマニアの話題になったVAQ-141シャドーホークス。2007年8月の横田基地公開に引き続き、9月9日の岩国基地の公開時に展示されたAJ-503(161350)は、尾翼のレーダードームにカタカナで”シャドーホークス’と書き込む等、センスの良し悪しは別としても、注目を集めた。当時の飛行隊長/中隊長が相当の日本びいきだったらしく、パイロットのネームタグも日本語入りの物をわざわざ作っていた。5機配備された所属機全てのマーキングが異なっていたのも面白かったが、某国からの遠征ではAJ-500が撮れただけでも幸運だったと考える。国内のOHに結構参加していたので、多くのマニアが撮影の機会を得たであろう。VAQ-141はFA-18Gへの転換を2009年中に予定しているので、次に出会うときはグロウラーとなっているはずだ。(2009年2月記))
電子戦専門部隊は、A-6攻撃機から改造されたEA-6Bの時代から、FA-18Fの改造型であるEA-18Gグラウラーの時代に一斉に転換が始まった。空軍・海兵隊も以前は独自の電子戦部隊を持っていたが、次第に海軍の電子戦専用飛行隊VAQのアシストを受けるようになっていくようだ。
横須賀に常駐するUSSジョージ・ワシントンの航空部隊CVW-5においても 比較的優先的にEA-18Gの配備を受けることとなり 航空祭でもおなじみであったVAQ-141が配備された。2012年3月24日最初の3機が厚木に飛来し、友人のフニュ君から写真が送られてきたので遅くなったがUPする。
VAQ-141は、2007年6月 VMAQ-4と交代で9月25日までの3ヶ月間岩国に配備された。NAVYのEA-6Bが岩国に配備されると、マニアにとっては貴重な海軍のプラウラーが撮影できるチャンスなので嬉しい。特にVAQ-141の機体は、このAJ-500(164401)を始め AJ-501(163529)もカラーマーキングで AJ-503(161350)は、前述したようにロービジ塗装ながら尾翼を日章旗風に塗り、カタカナで「シャドーホークス」、これらの機体が各地のOHに展示され人気を博した。AJ-500は、本国に戻った後 Bu.No.163529に機体が変わり コックピット上部全体が黒く塗られるより派手なマーキングに変更された。
2014年4月5日 NAF Atsugi
2016年8月11日何年ぶりかの厚木基地である。私が厚木基地に到着してまず上がってくれたのが、このEA-8Gであるが、高すぎでお腹丸見え・・・でもグラウラー初撮りと言うことで記念に貼っておきます。下から見て初めて形状が判ったアンテナ類もあって,こう言う角度の写真も意味が無いことはないね。
フニュフニュ君の何時もながら見事なショット!! 当日は、決して天候に恵まれた1日ではなかったそうだが、EA-18Gがランディングした時間だけが幸運にも日差しが出て、光のあたった機体を捉える事が出来たそうである。運にも恵まれている。
2013年12月4日 NAF Atsugi
EA-18G
デザイン的には、EA-6B時代の尾翼の赤い4本線をストレーキ下部の胴体に移したことにより、長い胴体のラインに締りが出て、正解である。流石はアメリカ海軍、専門のデザイナーを使ったかどうかは不明だが素晴らしいマーキングである。
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