VAQ-209

尾翼のマーキングもこうしてみると その変遷が分かって興味深い。

スタ-ウォーズのダースベーダー卿の顔を尾翼に大書きしたデザインに更新され,再び日本を訪れたVAQ-209。なんと2018年4月,厚木の公開にも展示されたのでこの日一番の目玉展示となった。但し 部隊としてこのデザインは、EA-6Bプラウラー時代に使ったものであり,人気があったので再度カムバックさせたのだろう。当日、この展示機の周辺は映画スターウォーズのテーマ曲が流れ、若いご婦人達も尾翼のマークの正体が悪しきベーダ―卿と判るのにそう時間はかからなかったようだ。
 日本では、映画やアニメの中の敵役がマーキングに使われること等など殆ど無いが、善悪がよりはっきりしているアメリカ映画の悪玉が、部隊名に使われる事など本来はもっと有り得ない事である。しかし、このベーダ―卿だけは特別で、主人公ルークの親父でもあり、最後は正しい心を取し、息子を窮地から助けた事で善玉に返り咲いている・・・しかもニヒルで格好も良いので非常に人気が高いのだ.。
↑ 朝一番のオープニングフライトで飛行したVAQ-209のEA-18G/AF-501 Bu.No.166899 観客へのサービスでタキシング中に翼をたたんで帰投して行った。
↑ 2022年6月10日 岩国基地を離陸するVAQ-209のEA-18G AF-503と、↓AF-502 R/W02での所謂”岩国あがり” 
(2022)
先代のAF-500お比較すると、デザインが踏襲され基本的には大きな違いはない。但し”ベーダ―卿”の仕上げ方が、先代はグラディエーションを駆使したリアルなタッチで仕上げていたのに対し、今回のはマスキングして白色を吹き付けただけの簡易型である。機首上面まで伸びるモヒカン塗装も新しい感じはするが、評価は分かれる所である。欲を言えば”AF”のA文字は中を黒く抜いてほしかった。
↑ 2022年9月11日三沢基地に展示されたVAQ-209のEA-18G/Bu.No.166896。春まで三沢にいた前任のVAQ-138のブラックテール機をそのまま塗り替えた機体であるが、2018年に厚木で展示された機体とビューアルナンバーが一つ違いと言うのも面白い。
Apr,2018
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