VF-103
「JOLLY ROGERS」海賊旗をつけた海軍戦闘機部隊として有名な飛行隊。この部隊こそ「World Famous〜」と部隊名に冠してもおかしくないほど映画にも度々登場する飛行隊だ。VF-84時代も含めれば「ファイナルカウントダウン」など数多くの映画で主役/脇役を務めたが、テイルマークをアップした映像や写真を使われることが多いのも、この髑髏の海賊旗の人気による。

元々太平洋ソロモン諸島方面で戦ったVF-17と言う飛行隊のF4U−1コルセアがエンジンナセルにこのマークを描いた事から始まるのだが、時代が変わってもこの部隊名とインシグニアはずっと引き継がれてきた。
 VF-103は1952年5月に生まれ、「Sluggers」の愛称でF−14を受領してVF-74と長い間ペアを組んでいたが、VF-84の解散に伴いVF-84より「JOLLY ROGERS」海賊旗を受け継ぎ現在に至る。VF-84時代と異なるのはSQカラーが黒黄から一時黒白になった事だろうか・・・
  因みにVF-84自体も元々「Vacabons」と言う部隊名から1955年に「JOLLY ROGERS」に改称したもの。
2003年VF-103の各機は尾翼を黒に近いダークグレーに塗り込み、機首に伝統のラインを復活させた。103号機はVF-84時代の黒と黄を基調としたマーキングに手直しされ漸く”ジョリー”らしくなった。CVW-1はジョン・F・ケネディーに搭載されている。2003年9月時点では103号機は、格納庫に入り美しいマーキングを落とし始めていたが、何機かはエプロンでGET出来た。
Old Insignia of VF-103
NASオシアナには、現在まで解隊となった海軍航空部隊の内、同基地をベースとしていた飛行隊に関してお墓(モニュメント)を作っている。VF-84のモニュメントもその中にあるが、実際はVF-103に引き継がれている為、この墓石だけはちょっと違和感を感じる。     ▼
ちょっといかした写真になった!オシアナのO-Club入り口.前に書かれたジョリーロジャースとハーレーが良くマッチングする。
売り物かは確認しなかったが、箱に入っているのは「スカル&クロスボーン」である。マニア以外の人にとっては 実に気持ち悪い代物である。
Wings
(2003)
(2003)
上の一覧の写真は1999年の撮影でものある。103番機.以外は尾翼のミディアムグレーの下地に「スカル&クロスボーン」をライトグレーで描いていた。この年は10月中旬に数十年ぶりと言われた巨大ハリケーン”フロイド”が東海岸一帯を襲い大きな被害をもたらした。この影響でオシアナの航空ショー自体も開催が危ぶまれたが運良く前日から快晴に転じ、台風期間中訓練を消化できなかった各飛行隊はショーの前日まで盛んに訓練を行っていた。
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一部のパイロットは、バンダナにも髑髏マークのものを愛用している