1978年10月 USSコンステレーションから嘉手納に飛来したVF-211のF-14A。
VF-211"Checkmates"は、太平洋方面で活動する空母航空団(CVW)に所属し、その期間も長かった為、我々日本の海軍機ファンにとっても比較的馴染みのある飛行隊であった。VF-24同様、F-8クルセーダーからF-4ファントム戦闘機を経ないでF-14Aに機種交換した珍しい部隊である。F-8戦闘機時代はベトナム戦で7機のMig戦闘機を撃墜するなど勇猛な飛行隊だ。。
長い間姉妹飛行隊だったVF-24が解散した後も F-14Aトムキャット飛行隊として太平洋方面で活躍してきた為、F-14の代替としてFA-18E/Fに交換が始まった際は、真っ先に新鋭のF/A-18に機体交換されると思った。しかし予想は外れ、その後もしばらくF-14を使い続けた。そして2004年に漸くFA-18Fに機種交換を果たしている。20世紀最後の年1999年に空母ニミッツに搭載されて横須賀に寄港している。(2002/1/11 記 後修正)
↑ 上2枚の写真(NG-100、NG-113)は、横須賀港から空母コンステレーションが出港して行ったその夕方に空母から再び飛来したもので、日の落ちかかった薄暗い空に舞い戻ったF-14Aに地元のマニアは興奮した。この機の他にVF-24のNG-202も降りたが、どれも良い写真にならず証拠として残した。
NG-203 (1984)
NG-107 (1977)
空母コンステレーションの横須賀寄港と共に4機のF-14Aが厚木基地に飛来した。内VF-211はNG-105とNG-107で、厚木でのローカルフライトを毎日のように実施し地元の海軍機ファンを喜ばせた。
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NG-111 (1977)
1985年10月の横田基地公開時、展示されたF-14A。CV-63キティホークからの飛来で10月12日に横田に降りた。
↑ 1977年横須賀にUSSコンステレーションが寄港した年、空母出港時に厚木に飛来したVF-211のCAG機NG-100 尾翼にCVW-9傘下の各飛行隊のスコードロンカラーで8つの星を入れている。機首からコックピット後方まで伸びた黒、白、赤のエッジのラインが特徴で、このラインはF-14を使っている間は色の違いこそあったが、特にショーバードでは継承され使い続けられた。Bu.No.159636
NG-100 (1977)
↑ 同じく1976〜1977年のVF-211の標準塗装である。尾翼の3色のホライズン・ラインは時期によって色の配置が異なるが、初期は上下2本のラインの色が上から青白赤、赤白青の順であった。Bu.No.159618
NG-105 (1977)
NG-113 (1977)