(1984~1992)

VFA-132は、アメリカ海軍の中で初めて”VFA”を部隊名に使った飛行隊であり、当時海軍で増勢し始めたF/A-18Aを受領してリムーア海軍基地で新設された飛行隊でもあった。翌年1985年には、東海岸のセシルフィールドに移動して騒がしくなっていたリビヤ方面へ出撃することになる。シドラ湾をすべて自国の領海にしようと勝手な領海宣言を出したリビヤに対し、湾内での演習を通じて牽制をかけたが結果小競り合いが発生、VFA-132のF/A-18Aはリビヤの地対空ミサイルに対し、ハーム対レーダーミサイルで応戦した。これによりF/A-18Aで初めてAGM-88を使用した飛行隊としても記録された。
 当飛行隊は、ソ連崩壊後の冷戦終了に伴い、海軍予算縮小のあおりで8年と言う短い活動期間を終え1992年解散となった。本ページでは、同隊が1987年から1988年にかけて岩国に駐留し、日米合同演習で築城基地にも飛来した時の様子をDOC-K氏の写真で紹介したい。(2021/5 記)
Many thanks to DOC-K !

Wings

最後の2枚は1987年新田原基地祭に展示されたVFA-132のAK-200とAK-202である。

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