A-7全盛期 太平洋方面攻撃飛行隊の予備役部隊の1つとしてNASアラメダをベースにしていた部隊である。1970年代後半は、VA-303,VA-304、VA-305の3個飛行隊が予備役に存在し 有事の兵力不足を補うことになっていた。A-7の予備役の中で一際美しいマーキングを施していたのが、このVA-303。正にマリンブルーの尾翼に黄の鷹を描いていたが、写真のように夕日に照らされればゴールデンホークに見える。MCAS ユマで初めて彼らを目に私は、小躍りして喜んだものである。タイプは、A-7B・・・B型であった。
ちなみに1980年時点でのA-7を使っていた太平洋方面の予備役部隊は下記のようになっていた。 VA-303
VA-303 Golden Hawks (A-7B使用) NAS Alameda
VA-304 Fire Birds (A-7B使用) NAS Alameda
VA-305 Draggers (A-7B使用) NAS Point Mugu
この頃 現役のVAは、ほとんどA-7Eに換装されていたが、どうしても予備役ともなると現役部隊のお古を使うことになった。しかし 過去は退役軍人が中心で週末しか飛ばなかった予備役部隊も 次第に現役部隊と同じ錬度を求められるようになり 空母への即時展開能力が要求されるようになる。この為 使用する機体も次第にお古ばかりでなく 比較的最新のものを使うようになった。
ちなみに このVA-303は、3つの予備役攻撃飛行隊のうち1983年に一番早くFA-18Aを受領してVFAとなった飛行隊である。