↑ この塗装スキームは、唯一”21”にしか確認できないが、この機体F-5E(160792)は、映画トップガンで黒いMig役を演じたF-5Eとの事で、長い間海軍で使われたベテラン機。パイロットの証言ではこの塗装は、濃淡がはっきりしすぎて夏場は良いが、冬の雪景色の中では致命的だったそうである。

VC-13は、1988年にVFC-13に名前を換え再編成された。一時的にFA-18の配備を受けたが、NASミラマー海軍基地が海兵隊に移管されるタイミングで、本拠地をNASファロンに移しアドバーサリー任務を主体とする飛行隊となった。1993年10月にFA-18を手放して、1996年4月に11機のF-5E,,F、Nを受領して 本格的に運用が開始された。この頃同時に海岸には、VFC-13から振り分けられたF-5N、FでVFC-111が創設され 海軍は東西にF-5の仮想敵機訓練部隊を持つことになる。何故か、空軍でアグレッサーと呼ばれている呼称を使わず アドバーサリーと呼ぶのは、対抗意識からかも知れない。

VFC-13から後にF-5E,Nを分遣隊として分派して出来上がったのがVFC-111(サンダウナーズ)で、この両隊共にCVWR-20に属する海軍予備役部隊であったのだ。尾翼に書かれた”AF”のレターは、CVWR-20所属を示していた。

↑ 虎模様が好きなVFC-13の中で、上イラストと違いより細いタッチで仕上げた”01”。上の機体とは別の機体である。同じパターンの塗装が、同時期の”05”にも施されていた。この機体もまたスイス空軍の中古を購入したもの。

1998年のオシアナ基地イベントでタキシングするVFC-13のF-5E。ニューブルー・スキームと言われた塗装パターンでるが、色は、3色以上使われている。
VFC-13は、16機のF-5Eと3機のF-5Fで編成され 機首番号(Modex)は、F-5Eが”01”から”25”、F-5Fが”30”から”32”と付けられていた。当初迷彩は、VFA-127から受け継いだ2色迷彩パターンだったが、次第に彼ら独自のオリジナル迷彩を施すようになり 虎模様が増えた。この虎模様は、実際の戦闘ではなんら戦術的な効果はなかったそうであるが、訓練を受ける側は敵として識別しやすい。

機首が切れてしまっているが、VFC-13の独特な迷彩塗装を施した機体で、航空専門誌でも時々取り上げられたマーキングである。このカーキ色の細い虎柄マーキングは、ブラウンタイガー・スキームとも呼ばれ、Modex”23”(150795)と”05”(160795)の2機が確認されている。VFC-13は、VF-127のF-5E同様、オールブラックのF-5Fなども存在し、東側のVFC-111と共にF-5Eファンを魅了する存在だった。

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2019年12月 カルフォルニア州のエメット・ライヤン飛行場に置かれた元?VFC-13のF-5E(160792)、塗装は色落ちしており、この時すでに引退していた機体だと思うが、塗装は当時まま一切の手が加わっていなかった。F-5Nは機能強化としてチャフや電子ポッドを携行する能力を持っていたが、新型機が携行するAIM-9Xなどの最新のミサイルには対応しきれず、次第に敵戦闘機役としての役割は限界を迎えている。

Wings

↑ このブルーの虎模様は、”01”と”10”にほぼ同じマーキングが施されたが、時期によっては同じ配色でも塗り分けが異なるなど、多彩な変化がみられる。”01”は、また ライトグレーとダークグリーンの細い虎模様のマーキングも確認されている。

VFC-13のグレー塗装の基本パターンで濃淡3色の灰色で塗り分けられ、機首のModexは、特別に大きいのが特徴、”00”は、この後ダークグレーの虎模様に変わったが、”14”は、3色グレーのパターンを微妙にに変えながらもグレースキームを維持していた。VFC-13所属機は、部隊の歴史が長いせいもあり そのマーキングの多様なことと機体の入替や塗り替えもあり 中々各機の塗装の変遷が分かりにくい。このイラスト2機のF-5Eは、2006年以降スイス空軍からの中古購入で整備したものである。