(1952~2019)
Death Jesters
2015年前後のVMAQ-2のマーキングであるが、道化師の頭蓋骨の絵柄が変わり 長い牙を持った髑髏になっている、このマーキングでの横田基地への飛来も多く結構撮影に機会は多かったようである。EA-6B Bu.No.163889
(2001)
(2001)
「プレーボーイズ」から2回目の部隊ネーム変更で「デス・ジェスタース」になり パイロットのパッチの新しく新調され 色彩も黒と赤を基調とした初代のものを継承している。よっぽど1回目の変更で決めた「パンサーズ」がお気に召さなかったようである。 
テールレター「CY」がバニー風にアレンジされている2007年当時のマーキング.イラク戦争に派遣された際のものであるが、このレターのデザインは後にも使われている。同時期のCY01は、デジタル迷彩のマーキングが有名である。尾翼のバニーマークであるが 2012年にもプレーボーイ誌のこのマークをイラクで復活させており かなりオリジナル部隊名へのこだわりが強かったのであろう。EA-6B Bu.No.162230
2016年再びイラク派遣があった前後に施されたブラックテールの新塗装、尾翼に凝り過ぎとも言える髑髏の道化師が描かれており 極めて凝ったデザインだが遠くから見ると何が書かれているのか分かりにくい。EA-6B Bu.No.162230 この機体とマーキングの一部は、のちに引退式でも使われることになる
2019MCAS チェリーポイントでの海兵隊プラウラー引退式を飾った最後のショーバードである。但し引退式だけでなくこのマーキングで前線での活躍もしている。Modex02としたのは、おそらくVMAQ-2の部隊ナンバーからであろう。1977年から42年間にわたりこの飛行隊で使われてきたプラウラーも長い海兵隊での歴史を閉じることになる。
ジェスター(道化師)とは、元々イギリスの王室で、王族たちに愉快な話や演技・手品を見せて楽しませると行った興行師のような存在だったが、知識に優れ、恐らく能力もあったことから、のちに王室の政治にまで関与するようになり 最終的には王室から追い払われている。こうした狡猾なイメージから サーカスの道化師とはまた違ったイメージでとらえられているようだ。
Wings
「死の道化師」という悍しい部隊名に変更して、尾翼に赤で部隊名を入れるなど当初派手なマーキングで新部隊名の広告塔となった機体である。2001年頃日本でも各地に飛来しマニアを沸かせた。このマーキングは、アメリカ本国の博物館で展示されているプラウラーに再現されているようだ。EA-6B Bu.No.161882
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EA-6B
VMAQ-2は、イラクでの活動が長く、2003年から2007年にかけて数度長期の派遣が行われ、特に2007年7月にイラクフリーダム06-08作戦を終了した時、彼らのイラクでの飛行時間は、4423時間を記録し その間821の作戦任務を遂行したと記録にある。最後の派遣任務を完了した2018年11月 長い彼らの歴史にも幕が閉じられた。翌年2019年の海兵隊からのEA-6Bプラウラー引退式では、4つの飛行隊を代表してVMAQ-2のスペシャルマーキングがラストフライトで花を添えたとある。