Leftside-making
Rightside-making
VMFA(AW)-225
Page-2
ヨーロッパでバイキングと言えば、北の海からやってくる野蛮な略奪者であったとのイメージが強いようだが、実は彼ら北欧の庶民は、船の建造法などとても優秀な技術もっていて時速20キロ以上も出せる高速船で商業貿易を行っていた民族でもある。彼らの行動範囲は、シベリアから地中海を超えたトルコまで及ぶ。フランスにもスペインにもバイキングが作った貿易の拠点が残っており、そこに住む住民もバイキングの子孫である。有名な地ではノルマンディ上陸作戦の舞台、ノルマンディ地方もバイキングの貿易都市で彼らの名前が由来となっている。このようにバイキングが単なる盗賊の集まりではなく高度な文化を持った海洋民族だった証拠は多い 最近では歴史的評価も大いに変化しつつある。また角を付けたバイキングの兜などは後世の人が想像で作ったもので、バイキングの兜には無かったことも最近判明している。但し、軍の飛行隊など部隊名に使われる「バイキング」は、昔ながらの野蛮な盗賊を意味しており、海賊や匪賊のように人に恐れられることを目的に採用されているのである。 
下写真は、2002年三沢OHに展示されたFA-18D(CE-01)であるが、岩国に展示された時の塗装と若干異なり 国籍マークがカラーになっている。パッケージポッドは、横田に展示されたCE-08がつけていたものと同じである。前日 ひどい悪天候の中 飛来した。
(2002)
(2002)
(2002)
Wings
During the squadron's 29 years of service to the Corps, the "Vikings" set many firsts in Marine Corps Aviation. The unit earned numerous Command Post Exercise awards and other distinctions such as being the first Marine Attack Squadron to fly Trans-Atlantic to Spain.
2002年横田基地OHに展示された2機のVMFA(AW)-225のFA-18D。よ〜く見ないとバイキングとわからないぐらい薄いグレー色のロービジであるが、CE-08のパッケージポットは、やたら派手な落書き(失礼!)が入っている。
左は、フットボールチーム ミネソタ バイキングスのチームフラッグ 飛行隊のバイキングのデザインとほぼ同一であり 借用したようだ。アメリカでは軍の本拠地にあるフットボールチームのマスコット類をそのまま使いことは多い。 ..
.....
第2次大戦中にVMF-225が使用したインシグニア。このスペードと骸骨のオリジナルマークが2007年から 尾翼に復活した。この髑髏君「死のカードをどうぞ!」と言っている。

↑ 2009年に登場したブラックテール機は、バイキングの絵柄が消え 両尾翼ともに外側にテールレター「CE」、尾翼内側に「デス・ディラー」が書かれている。ショーバード以外の機体は、いつも通り青いラインとバイキングの図柄であった。F/A-18D  Bu.No165684

私には撮影の機会が無いか・・と諦めていたが 2009年の横田基地のOHで展示され このマーキングを漸くゲットである。WW-U時代のオールド・インシグニアが復活して CE-01の尾翼を飾る。最近 特に海軍・海兵隊は部隊創設時期のマーキングに回帰する傾向が見れる。全機が模様替えしたわけではないが ブームなのかもしれない。
YOKOTA AB (2002)
YOKOTA AB (2010)

↑2007年バイキングスは、ショーバードのデザインを大きく変えた。ブラックテールにしたうえ 以前のインシグニア「デス・ディラー」を尾翼に取り込んだ。この機体は、左右の尾翼外側にデザインが異なる。右尾翼は「デス・ディラー」が書かれており、左側は、ダークブルーでバイキングが描かれた。F/A-18D   Bu.No.165684

Tail-making of CE-01

.Minnesota Vikings

↑ 2016年ショーバードは、再びブラックテールが復活し 各所にスコードロンカラーのマリンブルーを使った美しいデザインとなった。両尾翼ともに外側にデス・ディラー、内側がバイキングの横顔となっている。F/A-18D  Bu.No不明
NEXT
HOME
click here