VMFA-212
Wings
(1994)
FA-18A/C
F-4J
1977年の夏まで 岩国には、長い間VMFA-115/232が駐留していたため それ以外の海兵隊のF-4を撮影できる機会が少なかった。以前航空ファンで見た厚木に飛来したVMFA-212のF-4のマーキングは、白い尾翼にシェブロンとバルカンクロイツを描いた美しいマーキングでマニアの食指をそそるに充分であった。当時 ハワイのカネオヘをベースとしており アメリカ本国でも中々撮れない部隊だったようだ。1978年に待望のVMFA-212は岩国に訪れたが F-4Jは模範のようなロービジ塗装に見をまとい、撮り逃がしても後悔しないようなマーキングであった。F-4Sになってからも DB/WT/WDは半年サイクルで岩国に駐留したため 気合を入れれば撮影の機会も多かったと思うが、私は下写真の1機しか撮っていない。
 FA-18Aになってからの方が 返って食指をそそる良いデザインであると思うのは、私だけだろうか。部隊インシグニアの”騎士の盾と矛”は 人気のあるパッチの1つで私も大好きである。
Tail-making of VMFA-212 F-4S
(1999)
(1999)
(2001)
(2001)
WD-06 (1998)
WD-01
WD-11
WD-04
WD-11
WD-00
(1997)
WD-00 (1996)
WD-07 (1996)
左のイラストは、1971年6月に厚木基地に飛来したVMFA-212のF-4Jのマーキングである。胴体のMARINEの文字は作業上省略したが、実に魅力的な出で立ちをしていた。この部隊は長らくハワイのカネオヘを根拠地としていたが 後期はレードームの特色有る曲線は廃止になっている。残念ながら岩国にローテーションで飛来するようになってからは、アイアンクロスの盾と矛だけをシルエットとして描いた簡単なマーキングとなっていた。
1942年に創設された古い飛行隊で F4F-4ワイルドキャットを装備して日本海軍航空隊とガダルカナル方面で死闘を演じた飛行隊のひとつである。その後は、F4U-4コルセア戦闘機に機種交換して沖縄戦にも参加 132機の日本軍を機撃 7名のエースを生んだ。1963年にF-8Bクルセーダーを受領し 海軍空母に搭載され 空母航空団(CVW-16)の一員として 1965年6月から約半年間 ベトナム戦を戦っている。1968年にF-4Jを受領 1972年に再びベトナム戦に参加 1979年9月岩国に配備されたときは グレー色のF-4Jとなっていた。
(2006)
VMFA-212のコマンダー機”ランサー01”は、過去何度もマーキングを換え その都度マニアから熱い視線を送られてきた。下の写真は2005年3月から使用されたマーキング。VMFA-212にFA-18が配備された初期のデザインをベースとして シンプルなデザインのものとなったが バルカンクロイツの枠に締りがなく あまり高い評価受けなかった。
VMFA-212がFA-18Aに機首交換した際のシンプルなマーキングから F-4ファントム時代のプレート(盾)式マーキングを踏襲したデザインに変更、このマーキングがお気に入りだったようで 比較的長い間このデザインを変更しなかった。
2006年再び オリジナル?マーキングに戻ったVMFA-212のFA-18C、展示されたのは”WD-000”何故トリプルナッツなのかよく分からないが 岩国に配備された部隊の機体では 時々見ることが出来る。多分 MAG-12か1st MAWの司令官機に指定されたものと想像するが 儀礼的な意味合いが強いはずである。
2007年12月嘉手納に展開したVMFA-212のFA-18C。久々に堪能するほどランサーズが 撮影できたが、JDAMの実弾を搭載しての訓練を繰り返した。これを付けてエンジンスタートしている姿を見て 普段はあまり気の進まなかった嘉手納の高いテイクオフを撮るきっかけとなった。
上のVMFA-212のFA-18C、右翼に付けているのは空対空ミサイルサイドワインダー型の最新シリーズAIM-9X。全長は2.9メートル 射程は10kmにも及ぶが従来のものに比べ 赤外線イメージ映像で追尾する為 フレアーなどの防御策を無効としてしまったミサイルである。
164900(WD-00)
164973(WD-12)
164907(WD-11)
164970(WD-07)
164902(WD-06)
デジカメの電池が無くなり 持っていたKR-64も玉切れ状態で あわてて富士のリーバーサルを買い込んで やっとゲットしたWD-01でした。
下の2枚は、1975年8月アラメダ海軍航空基地にて、渡辺明さんが撮影したものであるが、その時の様子を以下のように記述されている。「アラメダ基地を離れる前に一度エンタープライズが停泊している岸壁へ行ってみようと ピートがいった。岸壁と言っても、航空基地のすぐ脇にあり、エンタープライズの向こうにはオリスカニが停泊している。エンタープライズの停泊している桟橋にはクレーンで下ろされたばかりのファントムが2機見える。エンタープライズのVF部隊には、すでにトムキャットが配備されているのだから、それではエンタープライズで運ばれてきたファントムは、いったいどこの飛行隊のファントムなのだろうか?エンタープライズの方へ近づいていった。よく見ると見慣れない白っぽい尾翼のマーキングである。「オー!あれはハワイから運ばれてきたやつだ」と またしてもピートがニコニコしている。「ヨーシ 明日もう一度ここに来よう。明日ここに来た時には、おそらくあの2機のファントムは、管制塔前の外来機の列線に並べられているはずさ。そうすれば明日 あの2機をバッチリ写せるじゃないか」とピートがいう。(航空情報1977年2月号)
2008年VMFA-212は、岩国を去り 一旦ペーパースコードロンになってしまうようである。F-35が海兵隊に配備された際に復活する予定だそうだが しばらくはなじみのハーケンクロイツともおさらばである。

 写真は、2008年9月 VMFA(AW)-242のパイロットが使っていたヘルメットカバーで VMFA-212から譲り受けたのか VMFA-212のパッチが織り込まれていた。
2003年10月頃から 尾翼を白く塗って”白いランサー”として人気の有ったBu.No.163730のWD-01
2008年1月頃 デビューしたWD-01最後のマーキングで インテーク周りまで青く塗ったハイセンスなものだった。
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