VMFA-531
VMFA-531は、ベトナム戦争で海兵隊の2個大隊が 1965年4月にダナンに上陸した時点から 共に海兵隊飛行隊として始めてダナン飛行場に移動し近接支援のため作戦を開始している。
この海兵隊のダナン上陸以降 ベトナム戦がエスカレートしたと言われている。初めてベトナムに展開したVMFA-531の面々には、当初は居住設備もなく また近接支援に必要な爆弾なども不足気味で 相当劣悪な条件下での任務を余儀なくされたようだ。 
↑上は、VMFA-531がF-4Bを所有していた時代のマーキング。これ以外のパターンも存在したが、骸骨と電光531に並んだ星はほぼ共通したものだった。
FA-18A

VMFA-531は、1984年5月にFA-18Aを受領している。 

EC-01/163152

1989年4月に 当時F-15配備反対運動で 基地を人の鎖で囲むなどの反基地運動が盛んだったらしいが、この頃の九州の航空基地は、海兵隊の戦闘機が展示されることが多く 遠くとも十分足を運び価値がある航空祭であった。VMFA-531は、ホーネットになってから日本にちょくちょく来るようになった飛行隊だが、ファントム時代の鮮やかなマーキングは望むこともできない。

↑ VMFA-531は、1988〜1991年の間 3度岩国に駐留しているが、1991年当時のマーキングは、黒色をベースとした濃淡のはっきりした塗装で、尾翼のチップにもラインが入り 機体が締まった感じである。この時嘉手納での遠征訓練も盛んに行われた。F/A-18A Bu.No.163150

EC-06/162448

1991年5月19日 厚木基地に展示されたVMFA-531の2機のF/A-18A、

(〜1992)

1989年11月5日 築城に展示され帰投する2機のF/A-18A。手前がEC-07、奥がEC-01で並走しながら ランウェイエンドまで向かった。

”Gray Ghost”のニックネームを持つこの部隊は、1942年10月にMCAS Cherrypointで誕生している。F-4Bを受領した1962年からVMF-531よりVMFA-531に部隊ナンバーを変更し ベトナム戦に真っ先に送られた飛行隊として有名である。VMFA-531のF-4N時代は、MCAS El Toroの WS/EC/VWの日本に来ないトリオ飛行隊として、マニアは撮影を諦めていたが、WS/ECの2飛行隊は、1979年USSコーラルシーのCVW-14の傘下に入り 1980年のWESTPACの際沖縄の嘉手納基地に大挙して飛来しマニアを狂喜させた。その頃のVMFA-531のNK-100は、これまた美しいCAG機塗装であった。(2002/6 記)
Wings
F-4B/N
↑F-4N時代の代表的なマーキング、一度で良いからこれが撮りたかった・・右はコーラルシーに搭載され1980年にWest-Pacに参加した際のVMFA-531(NK-200)の塗装である。この出で立ちで嘉手納にも飛来した。
EC-07/162431
↑ 1984年5月にF/A-18Aを受領したグレーゴーストは、その名の通り 灰色のスキームに身を包み 日本への初来日時も完全なるロービジビリティ(低視認性)塗装で現れたが、海兵隊機ではあまり見かけなかった尾翼の骸骨マークが、人々に深い印象を与えた。F/A-18A Bu.No.161752
EC-04/163128
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