日本で見かける海兵隊航空のKC-135Fは、当時殆どが沖縄の普天間基地にいたVMGR-152(QD)だったが、時折 ”QB””BH”と言ったテールレターを付けたKC-130が三沢や厚木で見る事が出来た。このページでご紹介する”BH”のテールレターを持つ KC-130F/RはVMGR-252の所属で、日本に飛来することはあったが、非常に稀なことで当時珍しがられた部隊だった。VMGR-252は、1928年に海上輸送隊としてサンディエゴ海軍基地で創設された古い歴史のある飛行隊である。当然、太平洋戦争では真珠湾から沖縄戦まで輸送業務に携わっている。戦後はチェリーポイント海兵隊航空基地(MCAS Cherry Point)に移動して、現在もここを拠点としている。VMGR-252は、ベトナム戦以降に海兵隊が導入を決めたAV-8Aハリアーの空中給油方式の運用手順作成や支援業務に関して多大の貢献をしたとされる部隊で有名である。(2023年7月 記)
↑ 1988年4月にウィスコンシン州のボ-クフィールド基地(Volk Field ANGB)で撮影されたKC-130R。R型は、海兵隊仕様の改良型で機内燃料を増やして航続距離を伸ばしている。
KC-130R/Bu.No.160625
KC-130F/Bu.No.148899
KC-130F/Bu.No.149789
↑ 1988年5月に撮影されたKC-130F/BH-9789。1980年代後半では多くの機体がグレー迷彩のロービジ仕様に変えられた。機体は古いが塗装は真新しい。光を反射しやすい胴体上部はより暗いグレー色で塗られている。
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KC-130F/Bu.No.149807
↑ 1979年6月にジョージア州のアトランタ空港で撮影されたKC-130F/BH-9807
KC-130F/Bu.No.148898
↑ イギリスのミンデンホール空軍基地で1972年9月に撮影されたKC-130F/BH-8899
Wings
↑上2枚の写真は、1983年4月に沖縄の普天間基地で撮影されたKC-130F/BH-8898 ,奥にはVMGR-352のKC-130F/QB-9804/149804も並んでいる。
KC-130F/Bu.No.148898