↑ 2023年3月某日 珍しく2機で離陸ポイントに滑走するVP-10のP-8A。このスキッパー機が撮れれば、嘉手納基地に来た目的の半分が達成されたような感覚だ。P-3時代から基本的に赤い矢尻を尾翼に入れるのがこの部隊のマーキングで、P-8Aに更新して間もない時期は、隊長機以外は黒の矢尻を入れていた。今は、テールレターが入っているだけで嬉しい。
↑ 2023年3月某日嘉手納基地を離陸するVP-10のP-8A Bu.No.169560
VP-10は、太平洋戦争以前から同じ部隊ナンバーの部隊が存在したようであるが、現在の飛行隊は1952年に創設された部隊で、創設当初はカリブ海方面でキューバ等の監視にあたっていたようである。飛行隊名は「Red
Lancers」・・赤い長槍である。また モットーが面白い!「Bleed Red ! it never gets better」 これは恐らく敵に示している言葉だと思うが「俺たち赤いのが現れたら お前達の状況は良くはならないぜ」みたいな意味だと思う。彼らは、1965年と言う早い時期にP-3Aを受領して、P-3C時代から三沢基地などに数回の派遣が行われているが、2015年にP-8Aに更新されてからも三沢・嘉手納への派遣が数回ある。現在の本拠地はフロリダ州のNAS ジャクソンブルであり 主に第6艦隊の守備範囲(大西洋東側)での任務が多い。今まで私には縁遠い部隊だったが、今回嘉手納行で漸く彼らの姿を拝む事が出来た。(2023年3月 記)
↓2024年9月 三沢基地にて
(2024)
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↑ 上の写真とは異なる日に単独で離陸するVP-10のP-8A/LD-430/Bu.No.168430
↑ 2023年3月某日 嘉手納基地R/W05 Left で離陸するVP-10のP-8A/LD-560/Bu.No.169560
↑ 前部胴体下面にAN/APS-154 先進空中捜索センサーを付けたVP-10のP-8A Bu.No.169568
2022年10月から嘉手納基地に派遣されている対潜・哨戒部隊 VP-10。私はP-3時代も含め、過去一度も見た事も撮った事もない縁の無い飛行隊だった。今回の嘉手納撮影行で嘉手納派遣中と聞いていたので多少期待はしていたが、スキッパー機が撮れるなどと言う贅沢な望みは持たずに出かけたのが良かったのかもしれない。VP-10の面々は毎日飛行してくれるといった歓迎ムードで私を出迎えてくれ、撮影チャンスも多かったので、このページを作成する事が出来た。今回 嘉手納で出会った彼らの機体は、胴体下にAN/APS-154
先進空中捜索センサー(マニアはチョコバー呼んでいる)を付けたものが多く、少なくとも4機はいたと思う。彼らの任務も対潜哨戒以外の部分で重要な役割を負っているのが判る。
↑ 前部胴体下面にAN/APS-154 先進空中捜索センサーを付けたVP-10のP-8A Bu.No.169563
↑ 2023年3月某日 嘉手納基地R/W05に着陸するAN/APS-154 先進空中捜索センサーを付けたVP-10のP-8A Bu.No.169565