↑ 1978年、横須賀基地で公開された空母キティ・ホークの艦載輸送機 C-1A/Bu.No.146056
↑ 横須賀基地に配備された空母ミッドウェーの艦載輸送機として活躍したC-1A/Bu.No.146035 "Easy Way Airline"
アメリカ海軍は、洋上の航空母艦への人員、物資、郵便物や空母での交換部品など地上の基地から運び込むための小型の輸送機を多用していた。特にCVW-5の本拠地であった厚木基地にはこうした任務の航空機が頻繁に行き来していたので、航空機マニアのターゲットの一つであったのだ。”Carrier onboard delinery”を略して”COD”と呼ばれていたが、この任務を専用で行うVRC-50やVRC-30の他に、空母CVWに所属した機体、各海軍基地の所属機等多彩な機体が見られた。

1950年代から専用の航空機を使用、最初の使用機はアベンジャー雷撃機TBM-3を改造した7人乗りの輸送機であった。その次に候補となったのがC-1Aトレーダー輸送機で、これも胴体がぶっとい対潜哨戒機S2F-1トラッカーからの改造で造られた。このC-1Aは、1955年に完成して使われ始めた輸送機で、1600Kgの荷物を空母に運べる便利な機体として、1950~60年代にはCODの主役であった。1965年にC-2Aグレイハウンドがデビューしてからは主役の座を譲ったが、1970年代でも連絡・輸送に使われ続けた。このページではVRC-30/50の所属機以外のC-1Aトレイダー機を中心にご紹介したい。
↑ 1978年、厚木基地に着陸する空母キティ・ホークの艦載輸送機のもう1機のC-1A/Bu.No.14602。尾翼に書かれた艦名の表示が微妙に異なる。
↑ 空母ミッドウェーの艦載輸送機として活躍したもう1機のC-1A/Bu.No.146036
↑ 1977年秋厚木基地を離陸する空母コンステレーションの艦載輸送機 C-1A/Bu.No.146053 "Spirit of the old"
↑ 1978年10月、嘉手納基地に駐機する空母コンステレーションの艦載輸送機 C-1A/Bu.No.146041 "Pride of the new"
↑ 1984年に厚木基地で見かけたC-1A/Bu.No.14636は、Modexを600番から700番に変えていた。
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