VS-21
(1999)
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(1997)
(1997)
(2002)
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後述するが、私にとってVS-21は縁の深い飛行隊である。1974年実戦VSの中で、最初にS-3Aバイキングを受領した部隊であるが、当初所属したのはCVW-1で確かABのレターをつけていたはずだ。この頃 最新鋭のS-3Aバイキングの話題で雑誌によく紹介されていたが、VS-21は当時大西洋方面の部隊である為、日本に飛来する事はまず無いものと思っていた。しかし 最初の縁は、1977年7月厚木に初飛来)したCVW-9のS-3A(NG-706-160567)を撮影した事に始まる。この機体 部隊マークのバイキングの横顔が欠落していた為 撮影時はVS-21とは思わなかったが太平洋方面に配置換えして来たのだ。R/W01でエンドまで転がってきてくれたお蔭で、タキシングを撮る事が出来た上、タキシーウェーに空き缶が転がっていた為、クルーが機を止めて拾い上げる光景を見る事が出来た。初めて聞くTF-34-GE-400Aエンジンの独特の音が後々まで忘れられず、今でもこの音がたまらなく好きである。その後 コンステレーション/キティホークが横須賀に寄港した際も乗っていたのは、VS-21。インディペンデンスが横須賀を母港とした際 ついに厚木を拠点にする部隊になって何度も撮影のチャンスに恵まれる事になる。これだけ縁の深い飛行隊になるとは思わなかった。
Wings
1977年7月中旬 あまり良い天気ではなかったが、厚木のお墓ポイントで私は、今日は何が撮れるか期待しながら一本の木の上で待っていた。そこに現れたのがS-2Aで、しかもUSSコンステレーションからの外来である。こんな何でもない日に突然 世界で最新鋭のジェット対潜機が撮れるなんて・・・当時日本ではめったに見れない機体をものに出来てラッキーとしか言い様がない。ランウェイのエンドまで転がって来たS-3は、タキシーウェイ上に異物らしきものを発見したようで、わざわざパイロットが機から降りて回収していた。その為 私の目の前で5分以上止まってくれたのである。独特のエンジン音はこれ以来忘れられなくなった。

下は、1977年10月16日 横須賀で公開された米空母コンテレーション艦内に展示されたS-3A VS-21 NG-703

1974年VS部隊として初めてS-3Aを受領したVS-21の最初の配属先はUSS JONE F KENNEDYであった。CVW-1であったため最初に付けたテールレターは、”AB"。1975年の当時のCAG機AB-600は、ラダー後縁を所属6個飛行隊のカラーで飾った。
Tail-marking / 1997