FORRESTAL CLASS
USS INDEPENDENCE
フォレスタル級の4番艦(同タイプ最終艦)として1959年に竣工、満載排水量は800,643t。CV-41ミッドウェーの後継艦として 横須賀を母港とした。この艦が来てくれたので 我々航空ファンは、F-14A/S-3Aを厚木で間近に見られるようになった為 恩義?を感じている(CV-62でなければ別の艦が配属になったのだが)。
 ”インディペンデンス”と言う名前は長いので みんな”インディ”と愛称で呼んでいたが、長い間 ずっと大西洋方面に配属されていた空母だった為 ミッドウェーの代替艦としてCV-62が来ると聞いた時は、意外に感じたものだった。しかし 1991年9月にこの空母が横須賀に配属された時点で 既に後継の空母がキティになるかコニーになるか話題になっており 翌1992年に前ブッシュ大統領が出した実働空母12隻体制の方針により ”インディ”は更なる寿命の延長を受けることなく 早々にリストラされる運命も定まってしまった。今 ”インディ”の思い出が、ずいぶん昔のことのように感じる。  
CV-59/CV-60
CV-61/CV-62
USS RANGER
フォレスタル級の3番艦として1957年に就役、ほぼ一生を太平洋艦隊で送った。上の写真は、サンディエゴ海軍軍港に停泊しているところで甲板上には、なぜかF-8(RF-8?)が2機乗っている。日本にも何度か寄港しているはずだが、私はこのときに見たのが最初で最後となった。このときは、右隣にキティホークも停泊しており 当時あこがれの両艦をいっぺんに見ることが出来て感激したことを覚えている。キティホーク級と比較し排水量で1000tほど小さいだけだが 全長は、逆に長くスマートな空母であった。すでにフォレスタル級の四隻の空母は、すべて退役してしまった。USS RANGER 1993年退役

↑ 1980年2月 サンディエゴからノースアイランドを望むと湾内に 2隻の空母が確認された。空母のアイランドには”61”と”63”の文字が、”61”は、フォレスタル級空母 レンジャー。”63”はキティホークである。大きな橋を渡り 早速空母が停泊している岸壁に行ってみると よりはっきりこの2隻の空母を望む事が出来た。

↑ 1993年の横須賀基地フレンドシップ・ディのために飾り付けが行われたアイランド。黒く塗られているのは、航空機の排ガスで汚れが目立たぬようにとの配慮からである
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