同隊の歴史は1952年に海兵隊のヘリ部隊HMR-363として創設された事から始まる。ベトナム戦争では南ベトナムのクイニョンに派遣されて、フライングタイガー作戦やユタ作戦など支援、1967~1968年まで数多くの作戦にも参加して歴戦部隊に名を連ねた。1968年1月にCH-53Dを受領し、HMH-363重ヘリコプター飛行隊に生まれ変わっている。その後デザートストーム作戦などで中東方面に派遣されて活動、2006~2007年にはイラク自由作戦等を支援している。2012年にミラマー海兵隊基地でMV-22Bオスプレィに機種転換して、第3海兵航空師団の傘下に入ったが、現在はMCBハワイ(カネオヘ海兵隊基地)に駐留している。
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↑ 2012年10月のミラマー航空ショーで展示されたVMM-363のMV-22B/Bu.No.168006。VMM-363は、CH-46シーナイトの部隊からではなく、CH-53Dの部隊から、MV-22オスプレイに転換した数少ない飛行隊だ。CH-53D時代は岩国にも普天間にも駐留しており、比較的馴染みのあるヘリ部隊だったが、オスプレィに転換後はあまり見る機会が無い。2012年は同隊がMV-22を受領した年であり、この写真は受領後間もない頃に当たる。
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