部隊の起源は、大変用戦争末期の1944年にカルフォルニア州のエルトロ海兵隊航空基地で創設された雷撃機部隊(VMTB-464)だったそうであるが、戦争終了後解散となり35年間は歴史上から消えていた。1980年に当時最新鋭の大型輸送ヘリCH-53Eスーパースタリオンの部隊として復活。カルフォルニア州ニューリバーで再編成を行った。新しいインシグニアには、”地球を掴むコンドル”が採用されている。
 彼らの最初仕事は、内戦に揺れるレバノンへの派遣で、丁度1983年10月23日にレバノンに駐留していた海兵隊の庁舎に自爆テロが起きて、241名もの海兵隊員が爆死するという悲惨な事件があった。地中海に急行した強襲揚陸艦イオージマに搭載されたHMH-464は、これらの救助活動に当たっているはずである。尚 1日に240人もの戦死者が出る戦いは、アメリカ海兵隊史上、硫黄島攻略戦しかないそうである。同隊はその後も湾岸戦争やボスニア紛争など世界各地の戦いに参加しているベテラン部隊である。
↑ 2015年4月厚木基地に飛来した2機のHMH-464所属のCH-53E。原隊の”EN”のテールレターを付けたままでの飛来は珍しい。フニュ君撮影
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