HMLA-267は昨年11月から普天間基地に駐留しているが、普天間基地周辺でヘリは撮影できたが、クルーを撮影できる機会がなかった。しかし2025年3月22日嘉手納基地でのオープンディ(アメリカ・フェスト)でAH-1ZとUH-1Yが1機づつ展示されたのでクルーとの交流が出来、その際の写真を展示してみたい。
↑ 機首のターレットに収まっている機関砲はM-197 20㎜である。AH-1の初期のタイプから基本的には変わらず装備され続けている機関砲だが、連続射撃でのジャムが問題だった。現在では大部改善されたようである。有効射程は2000mもあり、毎分750発の発射速度を誇る。
↑ HMLA-267のトレードマークであるスペードがエンジンカバーに書かれているが、最近普天間基地に駐留するHMLA-各部隊は、テールコードをオリジナルのものを使うようになり原隊が判り易くなった。Y型の排気ダクトはAH-1Zと共通で、周辺の空気を取り込んで排気の温度を下げる特殊な機構を持っている。
↑ 機体各部の写真もいつも通り並べてみる。左右で異なったロケットランチャーを装着しているなど武装も興味深いが、塗装も各所で濃淡の違うグレー色を用いており、海兵隊のマーキングの変遷を追うとこれも興味が尽きない。
↑ UH-1Yベノムの右側面に装着されたロケットランチャーは、2.75インチロケット弾7連装のLAU-68D/A。機関銃の方は、7.62㎜NATO弾を使えるGAU-17/Aとミニガン思われる。奥に見える大きな箱は弾倉であるが、毎分最低でも2000発以上撃てる本機関銃では、瞬く間に弾が消耗する。戦闘機に付けられていた20㎜バルカン砲の設計をダウンサイズしたもので、それ故ミニガンと呼ばれる。