HSL-33
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私が写真を始める前は、アメリカ海軍には対戦空母なる艦種が有り、S2F-1 トラッカー等が搭載されて艦隊の周辺を警戒したり船団護衛を行っていた。この固定翼機が持っていた対戦作戦能力は、機材が大型でしかも複雑でもあり一朝一夕にヘリコプターへの搭載が難しかった。小型のフリゲートにも搭載が可能なH-2型ヘリに小型化された対戦機材が搭載されて後は、ヘリ搭載駆逐艦が主流になり、大型空母搭載のS-3以外すっかり対戦固定翼機を駆逐してしまった。海上自衛隊の場合HSS-2なんて大型のヘリを運用したため、ヘリ搭載護衛艦は皆3000トン以上のクラスになったが、アメリカ海軍はSH-2シースプライトと言う小型ヘリを多用した。撮影の為、厚木基地のお墓通いをした私は、此処で良く撮れたこのシースプライトが大好きであったのだ。一時はファントムがT/Gしていても エンドに行かずお墓でSH-2のフライトの方を選択していた位である。当時、厚木で比較的に撮れたのが、TF/TH/TGのレターをつけたシースプライトであったが、艦名とソノブイ投射部のパネルに書かれたパーソナルマーキンクをコレクションとして楽しんだ。

↑ 1984年6月 ディビスモンサン空軍基地で撮影されたHSL-33 SH-2F/Bu.No.149017 。HC-4に所属し、その後東海岸HSL-84から移動してきた機体で1972年にD型からF型に改装された。。

Wings
SH-2F ”TF-12" Bu.No.15132
SH-2F ”TF-19" Bu.No.151900

↑ 1984年6月 ディビスモンサン空軍基地で撮影されたHSL-33 SH-2F/Bu.No.151327 。この機体は、撮影日より2か月後の1984年8月 インド洋で墜落し2名の乗員が死亡している。

↑ 1983年5月厚j基地のエプロンで撮影されたHSL-33 Det-10のSH-2F/Bu.No.150164。この機体は1983年11月に事故で失われた。

↑ 1977年 この機体を撮る為にずいぶん南へ北へと厚木周辺を歩き廻った。そして、やっと物にしたがご覧の通り夕日を浴びて黄色く染まったシースプライトになってしまった。USS LOVKWOOD搭載のHSL-33所属SH-2F TF-17(Bu.No.150164)。右手の写真は何もなくつまらないが、機体の左手が艦名と”アート”が面白い!!
日章旗みたいなこのマークは拡大して撮りたかった。 
↑ 1976年 私にとって記念すべき厚木で初めて撮ったSH-2F、TF-20(Bu.No.159015)である。USS COOK搭載の機体で1976年の建国200年記念 所謂バイセンティニアルマーキングである。マーキングと言うよりシールを貼ったものであるが、その横には、これまたペイントしたと言うより紙を張ったような”アート”があった。”The LAST Great ACT・・・”なんて自画自賛のフレーズを入れている。D型として生産され、F型に換装された機体。 
SH-2F ”TF-19" Bu.No.161900

(1988)

SH-2F ”TF-19" Bu.No.161900

(1988)

(1988)

SH-2F ”TF-20" Bu.No.159023
SH-2F ”TF-17" Bu.No.160164  w/o Nov.1983