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↑ 1983年夏に台湾勤務から日本へ帰国した私は、早速秋の三沢航空祭へ出向いた。そこには新マークを付けたF-1が、エプロンに整然と並び、目の前でエンジン始動の様子まで見る事が出来た。
8th Squadron
Pege-3
第8飛行隊も”黒豹”マークを1983年から入れ始め、9月の航空祭では、そのマークを付けたF-1が次々に大空を舞った。日本の軍用機に付けられた部隊マークは、日中戦争から太平洋戦争に掛けて、特に陸軍機に多く見られ、文字や番号、花等を幾何学的にアレンジした優秀なものが多く、海外からも評価されている。またマークの多様性や種類の豊富な面では、ドイツ空軍に次ぐのではないかと思える程である。但し、動物や物を直接機体に書き入れる事は少なく、100式司偵の尾翼を飾った虎や、4式戦の髑髏マークなどは、極めて珍しい存在だった。この傾向は航空自衛隊でも引き継がれ、戦後 航空自衛隊に入ったパイロットの多くが、旧陸軍航空隊からだったせいもあると思う。因みに私の父も陸軍航空隊から、陸上自衛隊航空部隊への移動組であったが、同期の多くは航空自衛隊に入っている。時代の流れと共に、F-4EJ部隊の”筑波のガマガエル”のような、今までにない豊富なデザインが、尾翼を飾るようになってきた。(2024年2月 記)