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アメリカ陸軍の航空機には本当に興味深い機種が多い。RC-12Xガードレイルもその一つであるが、機体によっては空軍の偵察機U-2Sのように体中に棘が刺さったようなアンテナだらけの機体も存在する。今回 久々に嘉手納基地でこの珍しい機体の写真が撮れたので、UPしてみたい。電波、音など敵が発するあらゆる通信手段を傍受するための装置を体中に付けた飛行機である。朝鮮半島南部に存在する米陸軍航空隊の基地でもあるキャンプ ハンフリーズに駐留する第501軍事情報旅団第3軍事情報大隊B中隊(501MIBDE/3MIBn/BCo)の所属である。(2023年3月 記)
↑ 2023年3月某日嘉手納基地R/W05に降り立つアメリカ陸軍航空隊のRC-12X(92-13124)。朝鮮半島の平沢市のキャンプ・ハンフリーズ基地からの飛来と思われる電子偵察機である。この機体は、最近良く飛来しているようであるが、アンテナをフル装備していないのでRC-12X(T)の練習機タイプらしい。。項でも書いたが、黒い丸の部分は周波数Pバンドの通信傍受用アンテナだそうだ。
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↑ 2025年1月某日 上写真のRC-12X/93-00699が着陸して間もない頃、フライトレーダーに2機目のRC-12Xが嘉手納に向かっている事が表示され、1日に2機もRC-12Xが撮れる幸運に感謝した。93-00699の着陸1時間ほど後に、R/W05-Lに着陸したRC-12X/89-0274。当機はその日の内に離陸して行った。
↑ 地元のマニア諸氏によればRC-12X/89-0274は、最近嘉手納に良く飛来するらしいが、上の写真の3日後にも再飛来した。
↑ 2025年4月某日 嘉手納基地R/W05-Lに着陸する朝鮮半島の米軍基地から飛来したRC-12X/92-13122。昨年11月に横田基地にも飛来しているようだが、嘉手納でも久々に飛来した番号である。
↑ 2025年1月某日 嘉手納基地R/W05-Rに着陸する在韓米陸軍のRC-12X/93-00699。ビーチクラフト社のビーチ200スーパーキングエアの改造型で身体中にセンサーを付けた偵察機である。この週に北の将軍様が弾道ミサイルを発射したと言うニュースも飛び込んできたが、この機体は日頃38度線付近で無線の傍受や電波の分析をしている。嘉手納の地元マニアによれば、この機体の他にRC-12X/93-00698、89-00274、91-00517、91-00518、92-13122、92-13123、93-00697が最近良く飛来するようである。