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いきなり 機首アップの大きい写真を張り付けてしまったが 2013年4月4日嘉手納R/W05におけるシーン。F-15がグレードアップされて、まだまだ使われると言っても、アメリカ空軍の中では確実に数を減らしてきており淋しい感じは否めない。そんな中 2013年5月28日午前に離陸した1機のF-15が沖縄県国頭村沖の海上に墜落し失われた。パイロットは、幸運にも無事脱出しており航空自衛隊の救難隊ヘリで救助された。
↑2013年の6月頃 韓国での定期整備で44th FSの隊長機に指定されたZZ-114(85-0114)、2012年5月14日に就任したデビット・エグリン飛行隊長から 7月にマイケル・ロー中佐が飛行隊長として就任した。しかし この後 44th FSの隊長機は、同時にZZ-124(85-0124)も存在した時期があった。
F-15C/D in 2013
↑ 2013年に入り、如何言う訳か18th WGのF-15C/Dテールレターの黒文字化された機体が急激に増えてきている。元々完全なロービジ迷彩は、PACAFの航空団の中で18th
WGと3rd WGだけが徹底されていたのだが、18th WGは昔に回帰しているようだ。
鷹にせよ鷲にせよ猛禽類は素晴らしい視力を持主である。数キロ先からでも地上で活動する小さなネズミを見つけることができるのだ。良い視力は彼らが生きていくために必要な機能である。空戦の世界でもパイロットは視力がよく、注意深く先に敵を発見した方がまず生き残れる。現代のジェット戦闘機時代でも操縦者の視力と駐機力が良いに越したことはないが、今や”戦闘機の目”はパイロットの目と言うより電波の目と言えるレーダーの性能如何に拠ることになった。
レーダー性能の向上を目指すこととステルス技術の開発は、相反する事のように見えて指向する方向性は同じである。見る方と見られる方の立場の違いはあっても”遠くの相手を如何に見るか”という概念を基に研究が進められる。米空軍では、400機近いF-15C/DとF-15Eに対し ゴールデン・イーグル計画が進められ、2倍近い機体寿命の延長を図り、F-35が主力戦闘機としての地位を確立する過程での戦力の補完をするようだ。嘉手納のF-15もF-35に更新されるまでの間、改装される機体には、より強力な目を持つレーダーの交換が進行していくはずである。(2013/8 記)
↑ 嘉手納基地R/W05-rigthに着陸するF-15C/84-0008。この機体は、44th FSと67th FSにも所属したようだが、44th
FSの所属時であった2018年6月18日アラスカのF-22Aとの異機種戦闘訓練中に、パイロットが空間識失調(バーデゴ)に陥って、立て直しが出来ない内に機体がスピンに入り、嘉手納基地の南方12kmの海上に墜落して失われた。幸いなことにパイロットが無事であった。
↓ さて ここから下の写真は、2013年10月2日3日の両日に撮影したもので 嘉手納R/W05のタッチダウンを狙う公園からの撮影であります。
↑ ↓ フライト終了して 次々に嘉手納に帰還する44thFSのF-15C/D、この写真から テールレターのロービジタイプと黒文字復活タイプの比率が良く分かる。2013年末は、すでに3/4が黒文字に復活してきていた。
↑ ラングレー空軍基地から来たF-22Aと訓練する18th WGのF-15(後方の2機)。