1982年頃 嘉手納の18th TFWに配備されていたF-15C/Dをシリアル毎に整理してみよう。(63機)
ZZ-469 (78-0469) ZZ-500 (78-0500) ZZ-530 (78-0530)
ZZ-470 (78-0470) ZZ-501 (78-0501) ZZ-531 (78-0531)
313AD commanders /1983
ZZ-472 (78-0472) ZZ-502 (78-0502) ZZ-532 (78-0532)
ZZ-473 (78-0473) ZZ-503 (78-0503) ZZ-536 (78-0536)
ZZ-474 (78-0474) ZZ-504 (78-0504) ZZ-537 (78-0537)
ZZ-476 (78-0476) ZZ-506 (78-0506) ZZ-538 (78-0538)
ZZ-477 (78-0477) ZZ-508 (78-0508) ZZ-539 (78-0539)
ZZ-478 (78-0478) ZZ-509 (78-0509) ZZ-540 (78-0540)
ZZ-479 (78-0479) ZZ-510 (78-0510) ZZ-541 (78-0541)
ZZ-480 (78-0480) ZZ-511 (78-0511) ZZ-543 (78-0543)
ZZ-481 (78-0481) ZZ-512 (78-5012) ZZ-544 (78-0544)
ZZ-482 (78-0482) ZZ-515 (78-0515) ZZ-545 (78-0545)
ZZ-485 (78-0485) ZZ-516 (78-0516) ZZ-547 (78-0547)
ZZ-487 (78-0487) ZZ-517 (78-0517) ZZ-561 (78-0561)
ZZ-489 (78-0489) ZZ-518 (78-0518)18TFW com../1983 ..ZZ-562 (78-0562)
ZZ-491 (78-0491) ZZ-519 (78-0519) ZZ-567 (78-0567)
ZZ-492 (78-0492) ZZ-520 (78-0520) ZZ-571 (78-0571)
ZZ-493 (78-0493) ZZ-522 (78-0522)
ZZ-494 (78-0494) ZZ-524 (78-0524)
ZZ-496 (78-0496) ZZ-526 (78-0526)
ZZ-497 (78-0497) ZZ-527 (78-0527)
ZZ-498 (78-0498) ZZ-528 (78-0528)
ZZ-499 (78-0499) ZZ-529 (78-0529)
1982年9月 嘉手納18th TFWのF-15は、マーキングを一新し始めた。尾翼がカラフルとなり、何と尾翼に兜武者まで入っているではないか・・航空自衛隊の第3飛行隊F-1が少し前に尾翼に採用した兜武者はアニメチックな物であったが,米軍さんはいつもレトロなデザインを好むようで、18th
TFWがF-15に書き込んだものも古典的な絵柄となっていた。この年の9月に,米本土フロリダ州のティンダル空軍基地で開催されたウィリアムテル82に参加するために,書かれたスペシャルマーキングかと思いきや、そのまま18th
TFWのF-15C/Dの標準マーキングになった。尾翼のチップは、今までのどこの航空団にも無い三角定規状の識別マーキングとなり、各飛行隊で異なる配色となっていた。
18th TFWはアメリカの航空団の中で、米本土に一度も席を置いていない唯一の航空団である。その航空団の最新のF-15C/D部隊は、1982年9月フロリダまでの7000マイルの飛行距離をノンストップで移動した。第2爆撃航空団のKC-10Aなどが輸送、給油を担当、所要時間15時間であったが、これはウィリアムテル参加と言う目的以外に、18th
TFWが装備したF-15C/Dで長距離の渡洋任務をこなせるかの最初の訓練も兼ねていたと見られ、部隊を率いた67th TFSの飛行隊長ウォーレス中佐は、見事にそれをやってのけた訳だ。しかも、ウィリアムテル82の競技会で見事優勝し、18th
TFWの戦闘能力の高さを内外に証明することになった。
↑ 写真でF-15Cには、AIM-9サイドワインダー空対空ミサイルのダミー弾が付けられているが、型は、L型だそうである。
↑ 上2枚の写真は、1988年5月の岩国基地航空祭に展示された44th TFSのF-15D/78-0563 複座型。
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↑ 1988年5月22日 雨が強くなり観客が引き始めた厚木基地のエプロン。この当時 横須賀の空母はUSS ミッドウェイであり、この日の航空ショーの目玉は、配備が始まったFA-18AやA-6E等の各4機編隊によるデモ飛行だった。
↑ 上写真は1988年5月29日厚木基地の航空祭に飛来した67th TFSのF-15C/78-0519&78/0473。この他F-15C/78-518と78-0504が↓地上展示されたが、天候に恵まれず、時折雨模様の薄暗い航空ショーとなってしまった。
↑ 1988年5月の岩国基地航空祭に展示された12th TFSのF-15D/78-0563とデモフライトを行ったF-15C/78-0475。
1985年9月7日の横田基地航空祭(正式名・・日米友好祭/FSD)でデモフライトした12th TFSのF-15C/78-0520。この時は既に、厚木のマニア諸氏が使っていたコダック社のテクニカルPANフィルムを私も使って始めていた。私が1984年頃から使い始めたこのフィルムの特性は、超微粒子。但し、コントラストが強い画像になることできつい印象となり、写真の出来上がりには満足できなかった。この後も何度かこのフィルムを使い、自宅での現像処理で試行錯誤したが、良い結果を得られず、再びパナトミックスXに切り替えた。そしてパナトミックスXが販売中止になると、T-MAXを使用するようになる。再び テクニカルPANを使いだしたのは、現像液を自分で調合して造るようになった1992年からになるのだ。
↑ 1984年9月三沢空軍基地で展示された44th TFSのF-15C/78-0490。
上2枚の写真は、何れも18th TFWの司令官機のエンジンインテークであるが、撮影時期が違う。上は、インシグニアの内 44th TFSのものが剥れているが、未だ15th
TRSが嘉手納にいた頃のもの。下は15th TRSが解散後のもので、18th TFWはF-15C/D 3個飛行隊だけに縮小された時期のもの。こうして見るとインテークだけでも 歴史の流れがわかるというもの、
↑ 上写真の12th TFSのF-15C(78-0514)は、1984年5月20日の厚木基地の航空祭に参加したした際のもの。この機体は後にラングレーの1st FWに移動した。。
本項の掲載写真との比較でもZZ-490、ZZ-563等が漏れているが、当然前後にも機体の交換などがある為に、これらのリスト、あくまで参考程度に見て頂きたい。
↑ 同じく1985年5月19日厚木基地の航空祭に飛来した67th TFS ファイティング・レッドコックスのF-15C/78-0507。
↑ 上写真は1985年5月19日厚木基地の航空祭に飛来した67th TFS ファイティング・レッドコックスのF-15C/78-0536。尾翼のシェブロンは 一番外側の色が赤 各飛行隊のスコードロンカラーとなっている。67th
TFSは、赤が飛行隊カラーであるから 中心から青、黄、赤の順に彩りされている。
Tailmarking of Commander's
Tailmarking of 12 TFS
Tailmarking of 44 TFS
Tailmarking of 67 TFS
The Peiod of F-15C/D Page-2
↑ 上写真は1987年5月19日厚木基地の航空祭に飛来した44th TFS バンパイヤースのF-15C/78-0500 & 78/0491。この他18th
TFWの司令官機F-15C/78-518が地上展示、またF-15C78-0498がデモフライトするなど、18th TFWからのイーグルの参加は豪華だったが、注目は空母コンステレーションからやって来た2機のF-14Aに集まり、印象に薄い存在になってしまった。
↑ 各地の航空祭(OH)に参加したF-15Cは、その機動力を観客に見せ付けた。予備機も含め2〜3機で飛来することが多く 上写真も1984年厚木基地の航空祭に飛来した時のものである。尾翼のシェブロンは 一番外側の色が 各飛行隊のスコードロンカラーとなっている。12th
TFSは、イエローが飛行隊カラーであるから 中心から青、赤、黄の順に彩りされ 黄が一番面積があるように出来ている。
↑ このように2th, 67th, 44thの各飛行隊の尾翼を並べてみると、その配色が良くお分かりになると思う。44th TFSのスコードロンカラーは、ブルーであるがほとんど黒に近い濃紺で表現されていた。