2009年の横田基地祭には、ZZ-038、ZZ-032の2機が展示された。パイロットは、久々の女性クルー。ファイティング・レッドコックスは、スコードロンイメージカラー ”赤”で、おしゃれに決めていた。男性クルーはスパイダーというTACネームであったが、顔が何となくスパイダーマンのピーター・パーカー役のトミー・マクガイアに似ているような・・・
↑ 2009年3月のこの時は、アメリカ本国のラングレー空軍基地からF-22Aラプターが多数飛来して、18th WG F-15C/Dと訓練をしていたが、離着陸は時間が異なり、一緒に離陸したり着陸することは一切なかった。恐らく敵味方に分かれた異機種戦闘訓練であり、F-15C/Dのパイロットにしてみれば、殆ど自機のレーダーに映らないステルス機との戦闘は大変であっただろう。
Aug.22/2009 Yokota Air Base Openhouse
↑ この機体に良く似たシリアルのF-15C/81-0038は、翌2010年8月10日に嘉手納に飛来して、18th WGのメンバーに加わっている。因みに以来の際、尾翼のマーキングが"FF"のテールレターに赤いチップラインの入ったラングレー時代の塗装のままであったので、話題となっている。
何度か彼らのフライトを見て機体ナンバーを確認すると、タイトなバンクを掛けて降りてくるパイロットは、毎回同じメンバーのようで、競うように機体を傾けてタッチダウンして行った。我々航空マニアにとっては有難い存在である。
↑ 撮影している我々も3段脚立を使うが、訓練を終えピン入れ作業をしている整備員にとっても背の高い脚立は必要不可欠である。また、脚立はご覧のように小休止の時の椅子替わりにもなっている。
↑ この吸血鬼君は、前脚が格納できないまま離陸して行った。・・が”緊着”となっていないので、離陸後暫くして収納できたものと思われる。無事で何より!
↑ 通常はこの位の高さで離陸して行くか、もう少し高いのが多い。従って多くのマニアは、嘉手納基地での離陸シーンを捉えるために5〜600mmレンズを好んで使う。
↑ 3月12日朝09:00 赤い闘鶏達が次々に天気の回復した空に舞い上がる。この日の離陸は各機共に低い!!
↑ F-15Cの機体下面には、AN/AAQ-188 電子戦用攻撃訓練ポッドが付いている。航空機と乗員の両者における訓練での評価を行うツールで、ネリスのアグレッサーF-16C/D等も訓練に使っている最新の設備である。ロシアの電子戦情報もシュミレートできるよう作ってあるらしい。
↑ このようにセクションで降りてくるF-15は少なく、F-4C/D時代に比べ単機でのランディングが多い。嘉手納の2機編隊でのランディングは、R/W05の場合、左側の機体がウィングマンである。
↑ AN/AAQ-118(V)3 EAT Podは、特定の機体にしか装着されていない。未改修やバージョンの古い機体は、恐らく対応できないものと思われる。