(81-0029)
(83-0042)
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F-15C/D in 2010-2
湾岸戦争勃発時の1991年1月19日 第33戦術戦闘航空団所属のF-15Cは、シーザー・A・ロドリゲス大尉によってイラクのMig-23を撃墜している。同じ月の26日に、同大尉は再びMig-23をスパローミサイルで撃墜している。その機体が↑のF-15C/85-0114である。
2010年8月に引き続き、休暇が取れたので11月末にも嘉手納基地を訪れてみた。南側滑走路の補修工事は始まっており、使えるのは北側滑走路一本だけである。従って、航空ファンにとってはこの上ない撮影条件が整い、滑走路1本に集中できれば外来機の撮り逃がしも出にくいし、道の駅から1日中楽に撮れると言うものである。但し、こう言う時の限って海兵隊機等の外来は無く、派遣されていたラプターも既に本国に戻っていた。従って、撮影条件の整った地元のイーグル君達を存分に撮るしかないのである。また、海軍エリアには私好きなP-3Cがおり、VP-4のP-3Cは殆どマークを入れていたので、今回の嘉手納行は、F-15C/Dと
P-3Cを堪能するまで撮ることにした。展開は、11月30日~12月1日の3日間であったが、F-15C/Dはかなりの数が飛行訓練したので、久々に18th
FWに集中できた3日間であった。
ロービジ塗装のF-15は、光の角度によって書かれているものを隠してしまう。ランウェイ05Lで着陸した機体であるが 夕方の後方からの光の反射でレターや機番が見えなくなってしまう場合があった。この機体はこの年の8月20日に飛来した補充機で飛来時本機のみ”FF"のテールレターが付いたままだった。8月の補充機は本機の他、82-0019/83-0010/83-0013の3機。
(83-0039)
同じ場所で午前中に撮影したものは、光の反射角度が異なるため尾翼の文字が読めない。反射する光が強いほど文字が見えにくいようだ。
(85-0107)
F-15のレードームは、ASEAレーダーに換装中と言われる。以前に比べレーダーコーンの塗装が、機体と異なるのが最近の傾向。また尾翼のラダーもほかの機体のものを流用したのか、何機か塗装が異なるものが見受けられた。
(85-0097)
(83-0042)
(85-0114)
44th FSの隊長指定機は、何番に変更されたのだろうか?その答えが上の写真。同じく撃墜マーク2個が書かれたZZ-114(85-0114)である。このF-15Cは、1991年の湾岸戦争時 イラクのMig-23を撃墜している、やはり元エグリン空軍基地33rd
TFWにいた機体。
2010年11月末の嘉手納基地は、44th FSの吸血鬼君ばかりが飛んでいた。赤い闘鶏達はグアムへ訓練に出かけていたようである。
↑ 夕方突然来たスコールの後、嘘のように晴れ上がった嘉手納基地に訓練を終えたF-15C/Dが戻ってきた。夕日と滑走路の照り返しで、何時もと違う映像が撮れそうである。
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↑ さて、何時までも道の駅で同じ画角で撮っていてもつまらないと、場所を変え、より機体を間近で撮れる場所に移動した。この場所であれば後方からの送り気味のF-15も様になるし、パイロットの様子もはっきりわかる。
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(85-0115)
↑ 数少ない67th FSのF-15C/Dも、僅かだががフライト訓練に参加していた。この機体も85-0114と同様、エルメンドルフから廻ってきたF-15Cである。
↑ 上の2枚の写真は、何れも44th FSのF-15Dであるが、同日に2機飛ぶことは珍しい。外来もなく67th FSのイーグルも不在となれば、吸血鬼達の天下であり、できるだけ稼働機を動かしてみようという事かもしれない。
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↑ 季節外れのR/W23。23-Rightでブレークする機体には、西に沈む夕日が反射する。太陽の位置が異なる夏では見られない情景である。
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↑2011年12月1日09:00、風は朝、東からの方向から吹いた。12月のこの時期に珍しい。こうなるとR/W23Lで離陸することの多いF-15C/Dが,北側ランウェイの工事の関係で23Rで上がるわけだから,アフターバーナーの炎を撮ることができるわけである。両翼に燃料タンクを付けていない機体は、比較的軽いため燃料消費を抑制する目的でアフターバーナーを使用していなかった。両翼のタンクに燃料を満載した機体は、派手な炎を焚いて離陸していく。
↑ 工事中のランウェイには工事用のコーンが置かれ、着陸したF-15は、これを避けながら、迂回してピン入れ場所に向かう。
(85-0107)
低気圧の通過に伴い、この時期には珍しいR/W-23に変わっていた。道の駅から見れば手前の滑走路1本しか使わない現状は、撮影が効率よく撮り逃がしが殆ど発生しない。