↑ F-4D(66-7641)は、ニューメキシコ州ホロマン空軍基地の49th TFWからの移管機、1979年には朝鮮半島の8th TFWへ移動。
ZZ-505 (66-7505)
嘉手納 18TFWの4つのF-4飛行隊の内 44TFSと共に18TFWの傘下にあった歴史が長い飛行隊。なんと太平洋戦争時 P-38/P-40などを使用していた時代からだそうだ。18TFWがPACAFで最初にF-105を受領した時 44/67TFSと共にF-105を受領 その後ベトナム戦に狩りだされ 他の飛行隊が損耗や組織替えで消えていった中 唯一18TFWに残った飛行隊であった(ZAのテールレターと尾翼に黄色いライン)。しかしベトナム戦後解隊されペーパースコードロンになり、1975年に F-4Dを得て再び18TFWの下で正規の戦闘飛行隊に復活したもの。尾翼のフィンチップを黄色に塗っていた為 他の飛行隊所属機と比較すると 遠くからでも飛行隊の判別は容易だったが 右のインシグニアは 当初何が書いてあるのかわからなかった。F-15Cに機種が更新になり 航空祭に展示されて始めて「こう言う絵柄だったのか」と知った次第である。以前はインシグニアのラべルに部隊のモットーである”IN OMUNIA PARATUS”(すべてに備えろ!)の文字が入っていたそうだ。(2002/8/6 記)
ZZ-815 (66-8815)
上写真 対地攻撃用訓練の装備として18TFWのF-4Dは、様々兵装をぶら下げていたが、その一つがマーベリック(雄牛)対地ミサイル、もちろん実弾ではなく訓練弾であるが これをぶら下げているとかなり迫力を感じたもので 撮れた時は嬉しかった。このTV誘導のマーベリック・ミサイルを運用する為には AN/AVQ-23ペーブスパイラル・ポットの装備など改装が必要で(ブロック30以降は装備) 18TFWのすべての機体が運用できたわけではなかったようだ。AGM-65マーベリックは、現在ではIIR赤外線イメージホーミングも可能になったが 当時はテレビ誘導する上で最低の可視光線が必要であった。しかし その破壊力は高く 中東戦争時イスラエル空軍がアラブ陣営の戦車攻撃に使った際 「マーベリックはミサイルとしてはいいが これで撃破した敵戦車は、修理して再生使用することが全く出来ないので困る」と言わしめたほどであった。
ZZ-685 (65-0685)
↑ テールナンバーの字体が他の機体と異なるが、翌年にフロリダ州のマクディル空軍基地の56th TFWに移動したとの事。
Insignia of 12TFS
ZZ-668 (66-7668)
ZZ-659 (66-7659)
ZZ-681 (66-7681)
↑ 各機が左翼下に付けている先の細くなった筒状の白いポッドはSUU-20ディスペンサーで、BDU-33小型模擬爆弾(なすび爆弾とも言われる)を携帯して、地上爆撃の訓練が出来るものである。
↑ 上写真のZZ-709(66-7709)は、1967年12月17日 AIM-4ファルコンミサイルで Mig-17を撃墜した機体。当時は、432TRW 13TFS所属で”OC"のレターをつけていた。この機体 後にオクラホマ州のティンカーAFBのAFRES 465TFSの所属となり「SH」のレターをつけた。
↑ 他の飛行隊と同様 1978年の夏を境にインシグニアが小型化された。12th TFSのF-4DもPACAFのマーク、中隊マークともに小型化
ZZ-817 (66-8817)
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上の5機(ZZ-524,549,556,561,570)は、イギリスのベントウォーターの81st TFWから移管された機体。
↑ F-4D(66-7668)も、ニューメキシコ州ホロマン空軍基地の49th TFWからの移管機。
↑ 空対空のみの訓練なのかもしれないが、AAM(AIM-9J)の訓練弾だけを付けて フライトした12TFSのF-4D。通常ガン・ポットや燃料タンクをぶら下げてフライトしている機体が多かったため 時々このように殆どクリーンな状態でフライトするF-4Dを見ると 普段の重厚なイメージと異なる印象をもった。
↑ 上2枚の写真(ZZ-549、ZZ-556)の胴体下前部のスパローミサイル装着位置についている細長い白色の筒状の機器は、AN/AVQ-23で昼間にレーザー誘導爆弾を目標に照準するため レーザー光線で目標をロックしてテレビカメラで映像を追う事が出来たとされる。
↑ F-4D ブロック30の初期号であり マーベリックが運用できるようになった型式。
↑ 25TFSのZZ-268(奥の機体)とペアでランディングする12TFSのZZ-681.このように 同じ飛行隊同志より他の飛行隊と訓練飛行するケースの方が 多かったように思える。
ZZ-642 (66-7642)
ZZ-709 (66-7709)
ZZ-666 (65-0666)
ZZ-570 (66-7570)
ZZ-556 (66-7556)
ZZ-782 (65-0782)
ZZ-693 (66-7693)
ZZ-679 (66-7679)
↑ 上写真のZZ-50-666は、文献によると1972年から 49TFWの司令官の乗機だったとの事で 以前はインテークベーンに”ミグ撃墜”マークを入れていたそうである。但し本機が撃墜に関連したかどうかは詳細が不明。18th TFWには、もう1機トリプルシックスがいてこれは、F-4D(ZZ-66-7666)
ZZ-641 (66-7641)
ZZ-561 (66-7561)
ZZ-549 (66-7549)
ZZ-524 (66-7524)
↑ フィンチップが、明るい黄色のため、機体にステッカーが無くとも白黒フィルムで飛行隊が判別できる18thTFW唯一の飛行隊。
ZZ-698 (66-7698)
↑ F-4D (66-7698)は、当時の西ドイツハーン空軍基地の50th TFWからの移管機。
ZZ-705 (66-8705)