展示された2機は、OS/80-0153とOS/80-0283、A-10は、朝鮮半島からの撤収が決まっており、アジアで見ることができるのも後僅かである。
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アッサム・ドラゴンの”アッサム”は、言わずと知れたインドの”アッサム地方”の事である。アッサムドラゴンが何故?.黄龍(中国皇帝のシンボル)なのか知らないが、ファントムのページでも書いたと通り、25th
FS(旧25th TFS)はベトナム戦争当時から黄龍をシンボルに使っていたのだ。恐らくこの部隊が第2次大戦中、インド及び中国に派遣され日本軍と戦った歴史的背景から部隊シンボルとして定着したのだろう。
龍の起源は中国と思っていたが、どうもヨーロッパにも独自のドラゴン伝説が古くから伝わっており、西欧のドラゴンは中国からの直輸入と言う訳ではないようだ。また、仏教の発祥地であるインドでも独自の龍蛇神伝説があり、それが仏教とともに中国に伝わり両者が融合したとも言われる。今でこそ発掘が盛んな恐竜の化石は、古代でも当然誰かが発見して「龍の骨」として龍またはドラゴンが実在した証明として言い伝えられたはずで、世界各地で龍伝説は独自に育まれてきたという言うのが真相であろう。但し 西欧におけるドラゴンは、悪の化身として恐れられ、東洋では権力の象徴として使われることが多かった。部隊徽にドラゴンを使う場合は、ヨーロッパ的発想から士気高揚と、戦う相手に恐怖を与える威嚇目的から使われる事が多い。
↑ ページを1枚の戻してしまったが、2023年9月10日三沢基地航空祭に展示された25th FSのA-10C。2019年の横田基地でのデモフライト機と同じ機体である。この他にもう1機展示されたのが、↓写真。
2019年9月14日
2016年9月17日18日の横田基地友好祭で展示されたA-10C 尾翼チップのグリーン色は、モスグリーンのような色になっている。色褪せしたのかもしれないが、取り替えたとみられるラダーの一部が従来の明るいグリーンとなっている。
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2019年9月14日横田基地航空祭 A-10のデモ飛行は、この基地での航空祭では見たことがなかったが、F-16Cと共に観客を楽しませてくれた。