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↑ エンジンをかけてから2時間近くのウォーミングアップを経て、11:40 4機のF-35Aが離陸の為滑走を始めた。風はR/W02、離陸でまともな写真が撮れないことは想像できたので、シリアルの確認の為 証拠写真を撮っておくことにした。
2022年6月4日から18機ものF-35Aが岩国に飛来して訓練をすると言う、昨年にも岩国に飛来しているが、私も2022年3月に嘉手納で第354戦闘航空団のF-35Aを撮影したので、今回はパスするつもりであったが、ハワイのF-22も併せて飛来したと言う情報に急遽岩国行を計画した。
昨年岩国に飛来した部隊は、同じ第354戦闘航空団の中でも嘉手納に飛来した第355戦闘機中隊ではなく、緑の悪魔と呼ばれる第356戦闘機中隊であったから、今回もそうかもしれない。私の岩国行は、仕事の都合で7月10日からとしたので、その時点ではすでにF-35Aは1か月の訓練期間を経過しており、帰国が近い事は判っていた。数機でも撮れれば御の字であるとの気持ちで岩国に向かった。
356戦闘機中隊は、以前は第354戦術戦闘航空団傘下のA-7Dの部隊としてサウスカロライナ州マートルビーチ空軍基地を本拠地に活躍し、その後解散してしばらく米空軍の部隊リストから抹消されていたが、F-35Aの部隊としてアラスカで復活したのである。緑の悪魔から放たれる毒気の矢尻(右のインシグニアにもある)が尾翼など機体に書かれているらしい。
↑ 結論から言えば、この離陸が今回F-35Aの見納めとなった。彼らは帰国の途に就いたのだ。F-22Aと違い外部燃料タンクの運用をしないF-35Aは、帰国の際は、給油機によるサービスに頼ることになる。
↑ 地元のマニアから第一陣は、すでに帰国して半分ぐらいしか残っていないとの話を聞き、エプロンを見渡したところ8機のF-35Aがまだ残っていた。望みはありそうだ。AK-3737、AK-5732などが確認できる。尾翼に悪魔の矢尻5本が、尾翼に書かれている。