35FW
”WW”に白のシャドーを入れたもう1機のF-16CJが 35th OG(オペレーショングループ)の機体。この90-0801は、横田 三沢と展示されたが いつも両翼には 対レーダーミサイル-ハーム(AGM-88A)と中距離空対空アムラーム(AIM-120)、短距離空対空ミサイルサイドワインダー(AIM-9M)の組み合わせであった。35th FWのF-16CJの最新装備とワイルドウィーズル任務を代表する典型的な装備として観客にもアピールしている。

 因みに この機体(90-0801)は、2000年11月13日 奥尻島の南 大島沖の訓練中に同じ14th FSに所属する90-0811号機と空中衝突し失われている。パイロットのスニード大尉は残念ながら死亡。
(90-0802)
-U
最近 三沢基地に行く時は、東京駅の八重洲口から夜行バスで八戸市街まで行き、そこからタクシーを飛ばして三沢のゲート1で降りるパターンが多かった。しかし直近の2回は友人と乗り合いで車で向かった。2002年だったと思うが駐車場がスワサイドゲートとウェストゲートの2箇所に限定され、我々は小川原湖西のウェストゲートから駐車場に入るパターンを選択した。この駐車場からは三沢基地内にバスが運行されエプロンまで運んでくれるのだ。この時、初めて姉沼(小川原湖南に隣接する沼)近くの”像の檻”を身近に見ることができた。ご存知の通り「姉沼通信所」(Security Hill)と呼ばれる無線傍受用の大きなアンテナが存在する。まるでゴルフ練習所のポールのように背の高いアンテナポール(高さ36m)が円形(直径450m)に並んでいることから”像の檻”エレファント・ゲージと呼ばれるようになった。アメリカ本国 国家安全保障局NSAの管理下にあり、北方ロシアと北朝鮮を主なターゲットとして無線傍受している施設である。この他に三沢には”ゴルフボール”と呼ばれる衛星通信、コントロール用のドーム型アンテナも設置されており 軍事衛星の情報管理 通信を行っている。三沢は35th FWだけでなく、こうした軍事上欠かせない衛星通信や電波傍受の基地でもあるのだ。特に三沢は緯度が高いだけに地球の北半球を回る軍事衛星の通信制御には便利な位置と言われ、軍事作戦に於いてもはや軍事衛星無しでは作戦が成り立たないと言われる現在においては、極めて重要な拠点である訳だ。当然の事ながら35th FWは、こうした三沢の軍事施設機能をフルに活用して作戦を行うはずで、F-16Cの最新ブロック52は有効に活用されるはずであろう。  
横田に展示された通常塗装のF-16D。撮影者にとって複座型も珍しかったが通常塗装も嬉しかった。AMRAAM HARM AIM-9の各ミサイルが35th FWの”3種の神器で、この武装形式(もちろんダミー弾)で展示されることが最も多い。
岩国のFSDでデモフライトを行うF-16C WW-802、90年代後半の頃はデモチームの機体は予備も含めすべて統一マーキング(WWのテールレター黒に白のシャドー 赤黄の2色のフィンチップ)であった為、通常の尾翼のものが非常に懐かしく思えた。
(90-0802)
(92-3884)
三沢で展示されたF-16CJ 90-0801、14th FSのインシグニアが インテークに追加されている。機体を管理する飛行隊を表示するもの。
(90-0801)
(90-0820)
下の2機 (90-0802/90-0920))が、黒いデモンストレーションチームの制服を着た整備担当者”カラス君達”に整備を受け、観客の前に並べられた。2機共にインテークに書き込まれたインシグニアは、35th FWと14th FSのものであったので14th FS管理下の機体のようだった。
(92-3901)
上は、トーイングされていったF-16CJ(92-3901)この機体が1996年当時の35th FW司令官指定機ではないかと思う。この92-3901は13th FSの管理下で整備がされていた。
1996年三沢の公開でF-16は”WW”テールレターの一斉デビューを行った。展示機として何と並べられた機体は、3機共に白のシャドーを入れたテールレター。しかも35th FWとの表記である。司令官機が3機も存在するのかと一瞬の誤解をしそうな演出だったが、これらの機体の内2機はデモンストレーション飛行用の指定機であったわけだ。数年の間の後に、デモ指定機は通常塗装に変更となった。
Wings
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