F-16C/91-0411
↑ 航空自衛隊のF-35Aと共にデモフライトしたF-16、エンジンパワーはF-35に及ばないものの、パフォーマンスとしては、しっかりと見栄えの良いプログラムを展開して観客を魅了していた。
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↓ 2024年9月8日三沢航空祭に展示されたF-16C ハブブラックに塗り替えられたWW--807。真新しい新塗装であるが、恐らく航空団のF-16全てが塗り替えられる前にF-35Aへの更新が終了するだろう。
↑ 長らく第35戦闘航空団の司令官指定機を務めているF-16C/WW-357
2024年7月3日 アメリカ国防省は三沢基地のF-16C/Dを今後数年にわたってF-35に入れ替えて行くと発表した。しかも現在稼働中の36機を48機に増数いての更新である。三沢基地には航空自衛隊のF-35A 2個飛行隊で約40機のF-35Aが配備されており、これに48機が加われば、予備機も入れて100機近いステルス機の巣になる訳である。いよいよ長きにわたって三沢で活躍したF-16も終焉を迎えようとしている。
1984年 第432戦術戦闘航空団として三沢に飛来したF-16は、後の1994年に第35戦闘航空団に名前を変えてからも、最も東に位置するファルコン航空団として、ソ連後のロシアや北朝鮮に睨みをきかしてきた。2023年にはF-16配備40周年を迎えたので、機体も流石に老朽化が目立つようになってきた。F-35Aへの更新には、数年かかるものと思われるので、残りの期間F-16を堪能したいものである。
↑ 当日航空祭最後の機動飛行を披露する為 R/W-28を離陸する”BOB"
↑ 彼らの手袋も昨年と同じ 星条旗デザインのもの。
↑ 2024年9月の航空祭でデモフライトしたF-16は、”BOB"と”411”。”BOB"は2023年に続きデモフライトを担当しており、古い機体ながら調子は絶好調のようである。
↑ 装備品と共に展示された複座型のF-16D WW-834。尾翼の一部のパーツが入れ替えられたため、4番の番号が2つ並ぶと言う状態になっている。この部分のパネルの交換は、既存の他機にもよく見られた事で、比較的交換頻度の多いパーツではないだろうか。パーツ取りの共食いはF-35に更新することが決まった今後は、更に加速して行くことになる。