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↑ オーサン基地のメインゲート入口、以前は入場の際のチェックポイントが丸見えの為、ゲートの撮影が厳しく規制されたが、現在はチャックポイントを奥に下げて、象徴的ゲートを新設したので、撮影は規制を受けない。モリンゲートは、この交差点を右手に2km程歩いた場所にある。
↑ 心なしメインの展示エリアから多少離れた場所にポツンと置かれた36th FS創設100周年記念塗装機。大方のF-16がHGV塗装に変わる中、この塗装が消されるのも時間の問題であろう。クンサンの8th
FWから続々とオーサンに機体を移管してきているらしく、36th FSは定数30機程のスーパースコードロンに変貌する予定だ。
F-16C/89-2043
2025年5月10日/11日の両日 オーサン空軍基地の航空ショー(Osan Air Power 2025)が開催された。オーサン基地のオープンハウスとしては2019年以来6年ぶりらしい。私も今回は2012年以降13年ぶりに行ってみる事にした。最近出不精になって直前まで出かけるのが億劫に感じられたが、行けば何とかなるだろう・・・・
オーサン空軍基地のメインゲートに近い松炭駅近くホテルを取り、5月10日は朝7時に徒歩で入場ゲートに向かう。メインゲート方面から2キロ以上歩き、入場門とされるモリン・ゲート(Molin
Gate)に並んだ。モリン・ゲートはそれまで使われていたドゥーリトル・ゲート(Doolittle Gate)に替わって、2019年4月新たに建設された基地東側の新ゲートで、朝鮮戦争の最中 戦死した航空憲兵 ジョセフ・R・モリン伍長の名前が付けらている。5月10日(土)は、曇りから小雨に変わり、1日中雨にやられた、其の為フライトショーは全てキャンセル、翌11日は天候が回復したので、フライトショーは予定通り実施され、何とか撮影がかなった。36th
FSのF-16Cは、地上展示が3機、内1機がデモフライトに使われたが、両機共にハブグラスV塗装であった。先ずはその様子からお届けしたい。
以下はMark01さんより送って頂いたオーサン空軍基地のスーパースコードロン計画の情報である。
在韓米軍第7空軍がF-16戦闘機31機を保有する2個目の「スーパー飛行大隊」を今年10月に烏山(オサン)空軍基地で創設する。第7空軍はこの日、報道資料を通じて「最近、米空軍参謀総長の承認を受け、今年10月にスーパー飛行大隊試験運営を2段階に拡張する予定」と発表した。続いて「航空機と約1000人の空軍将兵は今年夏に群山(クンサン)空軍基地から烏山空軍基地に移動する」とし「今回の人員および戦闘機の移動は、戦闘能力を最適化し、戦闘効率性を最大化するための一時的な移動」と説明した。これに先立ち第7空軍は昨年7月、群山基地(第8戦闘飛行団)の9機のF-16を烏山(オサン)基地(第36戦闘飛行団)に再配備して31機のF-16を保有する初のスーパー飛行大隊を創設し、1年間試験運営すると発表した。2個目のスーパー飛行大隊が創設されれば、烏山基地に61機のF-16が配備され、群山基地にはF-16がほとんど残らなくなると第7空軍の関係者は伝えた。第7空軍はスーパー飛行大隊の試験運営について「航空機と人員を大規模なスーパー飛行大隊に統合し、戦闘力増強と作戦能力を最大化できる力量を評価するため」とし「空軍総長がスーパー飛行大隊の試験運営延長および拡大を承認したのは、昨年10月に始まった第1段階試験運営分析結果に基づく」と説明した。アイバーソン第7空軍司令官(中将)は「この数カ月間のデータは我々が正しい方向に進んでいることを見せている」とし「統合された大規模部隊は準備態勢と戦闘能力がある程度向上し、同時にいくつかの困難もあることを見せた」と評価した。続いて「こうした成功に基づき、韓国での未来の空軍力運用にスーパー飛行大隊構造が適合する方向かをより詳細に判断するため烏山に位置する第7空軍のF-16を統合し、第2段階に試験運営範囲を拡大する」と明らかにした。群山基地のF-16がほとんど烏山基地に移動しても、群山基地は米空軍の主要訓練および循環配備場所として運営されると、第7空軍の関係者は伝えた。
F-16C/88-0531
(2025)
(2025)
(2025)
↑ 右手の女性士官は、2023年6月から第51戦闘航空団作戦群司令であるキャサリン・ゲートケ大佐である。前任は何と彼女の夫で夫婦でF-16のベテランパイロットでもある。(写真左の男性ではない)
Osan AB Main Gate 2025
2025年5月10日オーサン空軍基地に地上展示された36th FSのF-16C/OS-531。この機体が天候の回復した11日日曜日にはそのままデモフライトの機体となった。従来あった尾翼のチェックが消え、テールコード”OS”も小型化された新マーキングである。機首には第51戦闘航空団作戦群司令キャサリン.ゲートケ大佐(巻頭の写真)の名前が赤文字で書かれている。彼女のTACネームは”TABOO"
F-16C/89-0140
機体の塗装は、ハブグラスVとなっているが、マーキングのスタイルは従来のままであるF-16C/OS-140
↑ デモフライトに使われたOS-531、少しガスがかかった天候の中、短いデモ飛行が実施された。中国大陸からと朝鮮半島自体で発生するPM2.5の影響は、最近あまり改善されていないようである。