展示された 第35戦闘機中隊”パントンス”のF-16C (Sep.2019)
↑ 上2枚の写真は、2023年4月21日 松野氏が嘉手納基地で撮影された第80戦闘機中隊ヘッドハンタースのF-16C。
2019年9月横田基地の公開に久々に参加して、これまた久しく見なかった8th FWのF-16Cを撮影できた。35th FSのクルー達は、公式採用となった新しいデザインの"Pantons"のパッチをつけている。PACAFのパッチも含めベースカラーをライトグレーに統一してなかなか素敵である。(2019/9 記)
(2019)
(2019)
↑ 飛行隊の伝統と遺産を尾翼に描きこんだ第80戦闘機中隊のF-16C。2022年に下の2機と共に塗装されたようだが、この機体は2023年4月の嘉手納基地航空祭にも展示されて話題となった。尾部下面の整流板には整備員と思われる人名が書き込まれている。因みに尾翼に書かれてある”CRUSH'EM"は、Crush
Themの略で 「奴らをぶっ潰せ!」の意味。
↑ 同じく尾翼に部隊の伝統とマークを描きこんだ第35戦闘機中隊のF-16C。尾翼ラダーのシルエットは、F-104からF-80に至るアメリカ空軍の代表的なジェット戦闘機を並べている。"Push
it up"は、この飛行隊のメンテナンスチームのモットーらしい。恐らく「さらに高みを目指せ」とか「限界に挑戦せよ」を意味している
↑ このF-16Cの尾翼は、ベトナム戦で第8戦術戦闘機航空団司令であった有名なエースパイロット、ロビン・オルズ大佐のF-4C”SCAT XXVII"に敬意を表して、当時のベトナム迷彩とオルズ大佐のファントムのイメージを表現したもの。2022年の当初の塗装から2023年に迷彩パターンが少し変更されている。このイラストは2023年版のマーキング。
2019年9月横田で展示飛行したのはF-16Cブロック40H 70-0711。尾翼のチップは、第80戦闘機中隊”ヘッドハンターズ”の黄色、同じPACAFの18th
FSから余剰の機体としてこの部隊に移管されたF-16で、2008年5月の岩国フレンドシップディにも展示されている。.
恐らく横田の公開日にこの飛行隊が展示飛行をしたのは初めてと思われるが、嬉しい事に短い時間であるが飛行を見せてくれた。パッケージポッドには、キムチ国とアメリカの友好を示すマーキング。パッケージ
タキシングを開始してすぐ観客に対しては、彼らの言う”スネークポーズ”でご挨拶。この日は、R/W18だったので、延々とタキシーウェイをバックして離陸した。外見では塗装に染みついた汚れなどでかなり年期が入っているのが感じられる。
展示機↑は、F-16C ブロック40Fの89-2055であった。2000年前後に第8戦闘航空団に本国のムーディー空軍基地から移動してきた機体で、20年間変わらず朝鮮半島南部で頑張っている。