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↑ 2023年7月16日早朝に離陸し、正午過ぎに北海道から戻ってきた118th ASのC130H/92-1453。
139th AW (Missouri ANG)
AMC軍団のボス マイク・ミリハン将軍の指揮のもとで、2023年7月5日からインド太平洋各地でグローバルに開催されている「Mobility Guardian 2023」。この一環として横田基地にも多くの輸送機、給油機が飛来したが、前ページに続きANGから参加のC-130Hをご紹介したい。この訓練では北海道の八雲サブベースも使われ、連日C-130Hが横田から向かっていた。
133rd AW (Minesota ANG)
Wings
ミネソタ州ミネアポリス市のセントポール統合予備役空軍基地を本拠地とする輸送航空団で、1997年からAMCの傘下にあるので、予備役ではない。第133空輸航空団第109空輸飛行隊は、1950年に戦闘機の航空団として生まれたが、1960年から輸送機部隊に転換、1971年から歴代のC-130輸送機シリーズを使用する部隊である。2025年7月は日本でも開催された米軍主催演習レゾルーション・フォース・パシフィクの為、横田基地に飛来した。
↑ 2025年7月25日 訓練飛行を終えて夕方横田基地に帰投するC-130H/92-1533
ジョージア州のドビンス予備役基地を本拠地にする空軍予備役部隊の第94輸送航空団である。創設は、第二次大戦後の1949年でB-26マローダー爆撃機の航空団としてスタートしたが、第二次大戦中 米陸軍第8航空群に所属してイギリスのベリセントエドマンス空軍基地に駐留し、ドイツ爆撃に300回以上参加した第94オペレーショングループの流れをくむ航空団でもある。1949年再スタート後、爆撃航空団や戦闘航空団等の変遷を経て、1955年頃から輸送航空団として定着している。各種C-130を1981年頃から使っているが、現在は6枚プロペラのC-130H型である。尾翼に大きな”A”マークは、ドイツのレーゲンスブルクなどの都市を300回以上爆撃したB-17爆撃機時代に、B-17の黄色い尾翼の中に描いていた同隊の識別マークであった。
94th AW (AFRC)
103rd AW (Connecticut ANG)
創設は第一次大戦の1917年であるから、相当古い飛行隊である。陸軍の偵察飛行隊として活動していたが、第二次大戦以降は2008年まで一貫して戦闘機(戦闘爆撃機)部隊として、ファイター系の機種を使っていた。1979年からA-10Aの部隊として、「CT」のテールレターとこのフライングヤンキースのマークを機体に付け30年近くA-10飛行隊として活躍していたので、そちらの印象が強い。2013年から輸送部隊に替ってC-130Hの配備を受けているが、従来は黄色のラインと文字だけだったはずで、今回の来日で新しい?尾翼のヤンキーズマークを見て感激してしまった。横田基地には同部隊から2機が展開して、訓練に参加していた。
↑ 2025年7月31日正午過ぎに横田基地を離陸するミネソタ州空軍第133空輸航空団所属のC-130H/95-1001。午後歩いて基地の東側から西側へ移動中、狙っていたこの機体が離陸してしまった・・カメラが間に合わない。この日は松島基地へ行ったようだった。まぁ 後姿だけでも証拠写真として撮っておこう・・・・・とほほ
↑ 2025年7月31日午前中に横田基地を離陸するドビンス予備役空軍基地94th AW所属のC-130H/93-1037。横田基地に飛来していたもう1機のAFRCのC-130H
↑ 2025年7月22日夕方横田基地を離陸するドビンスの94th AW所属のC-130H/93-1038
↑ 2025年7月岩国基地を離陸するワイオミング州空軍のC-130H/92-1533。前ページで紹介した2022年7月に来たC-130Hとは多少マーキングが異なる。
153rd AW (Wyoming ANG)
アメリカの中西部ユタ州から更に北に位置するワイオミング州、この州の南端でコロラド州との州境にある飛行場に、ワイオミング州空軍の部隊がいる。第153輸送航空団は、1957年に迎撃戦闘機部隊として生まれたが、創設後の一時期を除きずっと輸送航空団として歴史を歩んでいる。C-130Bから現在のC-130Hに更新したのは1993年であるから、H型を35年も使用し続けている部隊である。H型ではあるが、プロペラは6枚の最新型を使っている。2025年7月 米軍主催のレゾルーション・フォース・パシフィック演習の為、横田基地に飛来。此処を起点に岩国基地にも飛来したので、撮影する事ができた。
ミズーリ州空軍の第139輸送航空団所属のC-130H/96-1652。カラーを一切使わず、グレー色だけで尾翼のデザインを纏めているが、これはこれでシックで良い感じである。尾翼の帯に書かれた”St.joseph”は、この部隊がいるミズーリ州セント・ジョセフを指している。1962年に創設された輸送部隊で、KC-97を配備された960年代後半に給油任務を行った以外現在まで一貫して輸送任務を携わっている。私は、1980年C-130A型時代に一度お目に掛かっているが、その頃はベトナム迷彩と尾翼のANGライン、翼下の胴体に”Missouri Air Guard”と書かれていただけであったから、現在の塗装の方が魅力的である。飛行隊は第180輸送中隊「ポニーエクスプレス」と呼ばれた部隊であるが、今回飛来のC-130Hには180th ASの文字は無かった。
↑ この日2度目のフライトを終え、夕方4時半過ぎに横田基地に戻ってきた103th AWのC-130H/92-1453
↑ この機体は、九州方面に向かって飛行し、昼過ぎに横田基地に戻ってきた。139th AW C-130H/96-1652