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C-130ぐらい大きさと価格の輸送機であればアメリカ以外の国でも手軽に購入できるが C-5,C-141のような大型機になると流石に先進諸国でも中々買えなかった。初代グローブマスターであるC-74にこの「地球を制する者」と言う名前を付けたのは、2度の着陸給油だけで地球を一周できる航続距離を持っていた事に由来するそうで、そのような大陸間移動を前提とした大型輸送機を必要とする機会が一般の国家には少なかったせいもあるだろう。つまり費用対効果を考えると、昔は巨人輸送機は必要性が薄いと考えられていた。しかし、C-17の売れ行きを見ると、価格が高いにも拘らず諸外国に結構売れている輸送機である。イギリスは理解できるが、軍事費の少ないカナダ、オーストラリアまでが購入し、さらにクウェート、カタール、ついにはインドまでこのどでかい輸送機を使い始めたのだ。時代は、変わった・・・航空輸送力が前にも増して重要視されていることの証拠でもある。
 このような高価な機体を230機近くも所有し運用するアメリカ空軍の底力も凄いが、各国ともに予測できない災害・テロ・武力衝突に対し、迅速に大量の物資を輸送する必要性が増してきているから、無理をしてもほしい機体なのかもしれない。
ニューヨーク州スチュワート空軍基地に所属する州空軍第105輸送航空団(105th AW)のC-17A、この部隊は、C-5Aギャラクシーを2012年まで使っており 2011年から徐々にC-17Aに機種更新してきた部隊である。嘉手納に来ることは珍しいが 2012年10月1日16:30頃嘉手納に飛来したので、私としてはこの初物のC-17Aに嬉しさいっぱいであった。
↑ さて、こちらは2022年3月16日昼前に横田基地R/W18にアプローチするC-17A。尾翼のラインを見て心の中で久々の再会を喜んだ。

マーチ空軍基地には、地元リザーブ部隊のC-17AとKC-135Rが何機かエプロンに並んでいたが、見慣れない帯を尾翼に描いているC-17がいて気になった。このC-17A、幸い我々がマーチにいる間に離陸滑走を始めたのだが、ランウェイを半分しか使わない離陸してしまった。つまり 我々の撮影ポイントまでタキシーしないで、途中からランウェイに入って上がってしまったので全体像を撮り損ねてしまったのだ。その後我々はもう一つの目的地エメットに移動、帰り道にもう一度マーチ空軍基地に立ち寄った際、このC-17AはまだT/Gをしていたのでゲットすることができた。(2021/4 記)

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C-17 Globemaster
Wings
↑ 2013年10月3日 嘉手納は、快晴。朝からF-15、F-22が元気よく離陸していく 09:40までに一通り離陸が終わったので 久々に朝から海岸線の方に行って公園で着陸を待とうという事にした。海岸の公園は人気も少なく写真を撮っているのは私だけのようである。10時50分1機のC-17がローパスをして行った。ボ〜として見逃してしまったが、運よくもう一度の撮影チャンスが貰えた。これがこの写真である。私にとっては、初めてのミシシッピー州空軍のC-17Aとの出会いであった。
ミシシッピー州空軍 第172輸送航空団は、傘下に第183輸送飛行隊を持ち 2004年にC-141CからC-17Aに転換して現在に至る。ミシシッピー州空軍の傘下にはこの他KC-135の部隊(186th ARW)があるが戦闘機部隊は無く,昔から地味であった。それだけにC-17が配備されて日本でも見ることができるようになったことはうれしい。 
ピッツバーグを本拠地としている 911st AWのC-17A。アメリカ空軍予備役の輸送部隊であるが、日本へも時々飛来する。機体の塗装があちこち剥げており,少しみすぼらしい姿である。因みにこの部隊C-130H時代には各機に大きなノーズアートを入れていた。
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↑元鉄鋼業の中心地ピッツバーグに本拠地を置く 911st AWのC-17A。輸送部隊の予備役であるが、2018年にC-130Hから最新のC-17Aに切り替わった。少なくとも8機ほどで運用されているようだが、マーチのC-17部隊も予備役部隊の為、交流があると思われる。2019年12月マーチAFBにて撮影